平成15年 9月26日
第十管区海上保安本部

鹿児島湾奥部の海底ガス湧出(たぎり)調査

 福山町沖の鹿児島湾奥には、若尊カルデラと呼ばれる海底火山があります。平成15年1月、火山噴火予知連絡会は日本の活火山に関する再検討の中で、若尊カルデラを新たに活火山リストに追加しました。
 ここでは「たぎり」と呼ばれるガスの湧出が以前より知られており、火山活動との関連が指摘されています。当本部では、若尊カルデラの活動状況を把握する試みの一つとして、測量船「いそしお」によりガスの湧出地点の調査を実施し、この結果、海底の10ケ所においてガスの湧出を確認しました。
 「たぎり」の分布は、鹿児島大学、東京工業大学、海上保安庁、海洋科学技術センターなどによって、昭和52・53年、平成3・4年に調査が行われています。今回使用の高精度の調査機器と過去の機器の精度が違うために単純な比較は出来ませんが、以前に比べると現在はガスの湧出地点は減少しているようです。