(１)二管区水路通報では、下記の表現方法を用いています。

　(イ)項数は年間を通じ一貫番号を付与しています。
　(ロ)位置の表示は原則として経緯度又は方位・距離で表しています。
　　　位置を経緯度で表す場合、世界測地系(WGS-84）を使用し、測地系が不明な場合には
　　　「測地系不明」と明記します。
　　　また、その位置が概略の場合には経緯度の後に「(概位）」と記します。
　(ハ)方位は真方位(0°から時計回りに360°まで）を用います。灯台の明弧及び指導線等の
　　　方位は海方からのものを示します。
　(ニ)時刻は0000から2400まで(特に断り書きしたもの以外は日本標準時)の24時制を用います。
　(ホ)関係する前通報又は削除する通報があれば、その項数を冒頭に記載します。
　(ヘ)海上衝突予防法に規定する標識については、記載を省略しています。
　(ト)通報記載の付図は概略を示しています。

(２)二管区水路通報は下記の方法により提供しています。

　　インターネットホームページアドレス　https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN2/tuho/

２．地域航行警報について

　第二管区海上保安本部では、海上保安本部の管轄区域及びその付近 を航行する船舶の安全にかかわる情報のうち、緊急な通報を必要とする情報について、 最寄の海岸局から無線電話により日本語又は英語で、随時または再送信時刻に提供 しています。

再送信時刻等は次のとおりです。

　なお、これら地域航行警報は、インターネット・ホームページでも提供しています。

　インターネットアドレス　https://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/keiho/kanku/02kanku.html

３．ラジオ放送について

　船舶の安全のため特に重要なものは、東北地方の各ＮＨＫ放送局にラジオ放送を依頼しています。
　放送は、ＮＨＫラジオ第１放送で毎日午前9時56分頃、各海上予報と気象情報の後に放送されます。

４．自衛隊及び在日米軍による射撃・爆撃訓練及び救難訓練について

　東北沿岸では、航空自衛隊及び在日米軍が実施する射撃・爆撃訓練や航空自衛隊の救難隊が実施する救難訓練があり、ほぼ通年訓練が実施されています。

　なお、二管区水路通報では射撃と爆撃の訓練がおこなわれる場合、射爆撃訓練と表記しています。

５．定置網等について

　東北沿岸、距岸２〜３海里以内の海面には定置網等が至る所に設置されています。その概略の位置は、海しる（海洋状況表示システム）の水産／漁業権に記載されています。

　海しるインターネットアドレス　https://www.msil.go.jp/msil/htm/topwindow.html

　この海域で新たに設置されたもので船舶の航行に支障をきたすおそれがあるものについては、二管区水路通報に掲載、または地域航行警報で通報します。

６．水路図誌の販売所について

　水路図誌の販売所は次のとおりです。

　　水路図誌販売所一覧（日本水路協会へリンク）

　販売所によっては、購入者の申し込みに応じて海図等を取寄せ販売を行います。
　（購入の際には、送料等が必要となる場合があります）

　なお、第二管区海上保安本部海洋情報部では、水路図誌の閲覧はできますが、販売は行っておりません。

７．航海上重要な事項の通報依頼について

　船舶の交通安全のため、海図に未記載の浅所や障害物、海図に記載されている水深と相違している事象を 発見された方は、「 航海重要事項の報告様式」 に記載して海上保安庁海洋情報部に連絡をお願いします。

　第二管区海上保安本部　海洋情報部　情報係

　〒985-8507
　　宮城県塩釜市貞山通３−４−１　塩釜港湾合同庁舎　４階
　　TEL 022-363-0111(内線2515)　FAX　022-365-1341