三管区水路通報要覧
(三管区水路通報30年第1号別冊)
平成30年1月5日 第三管区海上保安本部
第 1 項 三管区水路通報・地域航行警報について 第 2 項 海上保安庁(本庁)が提供する水路通報・航行警報について 第 3 項 インターネットにより提供している水路通報(補正図を含む)の利用について 第 4 項 水路図誌使用上の注意について 第 5 項 航海上重要な事項の連絡について 第 6 項 養殖漁具について 第 7 項 在日アメリカ合衆国軍の海上訓練について 第 8 項 ラジオゾンデによる高層気象観測について 第 9 項 三管区海洋速報について 第10項 船舶通航信号所が実施する情報提供について 第11項 船舶気象通報について 第12項 「海の相談室」について 第13項 「マリンレジャ−行事相談室」について 第14項 水路図誌(海図等)の購入について ※ 管内保安部署所在地一覧
第1項 三管区水路通報・地域航行警報について 第三管区海上保安本部では、船舶交通の安全を図るために必要な事項を、インターネットホームページ、FAX及び無線電話により一般船舶に提供しています。 通報事項 (イ)海上における各種訓練又は演習 (ロ)航路標識の新設、改廃又は異変 (ハ)海上における各種工事、作業、測量又は観測 (ニ)沈船、漂流物又は水中障害物の存在 (ホ)浅所、魚礁、漁具、海底線又は海底管の存在 (ヘ)港湾施設又は沿岸著目標の存在 (ト)船舶の航行又は航泊の制限・禁止 (チ)海底火山活動等航行障害となる自然現象 (リ)その他船舶交通の安全のために必要な事項 提供方法 ※管内保安部署所在地一覧参照 ○ インターネットホームページアドレス 第三管区海上保安本部海洋情報部・・・http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/ ○ FAX情報サービス まず、「利用案内」を入手してください。 【利用案内入手方法】 1 「045−212−1597」に電話します。 2 ダイヤル回線の方は、プッシュ信号発信のため「トーン」ボタンを押します。 (プッシュ回線の方は不要。また、機種により操作方法が異なる場合があります) 3 自動応答によるアナウンスのあと、「99#」を押します。 4 アナウンスに従い、「#を2回」押します。 5 「スタート」ボタンを押して、受話器を置いてください。 ○ 無線電話(VHF)
○ インターネットホームページアドレス 第三管区海上保安本部海洋情報部 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/
第2項 海上保安庁(本庁)が提供する水路通報・航行警報について (イ)水路通報 海上保安庁では、船舶の運航に必要な各種情報を、海図・水路誌などの水路図誌によって提供しています。 印刷物及びインターネットホームページにより提供し、毎週金曜日に発行しています。 また、内容により、別冊としてまとめて提供するのが適当なものを、水路通報別冊として発行しています。 なお、印刷物による水路通報の入手に関しては、水路図誌販売所(第14項参照)にお問い合わせください。 ○ インターネットホームページアドレス 本庁海洋情報部(水路通報のページ) http://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/tuho/nm.html (ロ)日本航行警報 (ハ)NAVAREA XI 航行警報 距岸300海里以遠の大洋を航行する船舶の安全のために緊急に通報を必要とする情報を、インマルサット静止衛星を使用した高機能グループ呼出しによる放送で また、インターネットホームページでも提供しています。 (ニ)NAVTEX 航行警報 距岸300海里以内の沿岸海域を航行する船舶の安全のために緊急に通報を必要とする情報を、自動印字方式により提供しています。 また、インターネットホームページ及び携帯電話でも提供しています。 ○ 上記(ロ)〜(ニ)のインターネットホームページアドレス 本庁海洋情報部(航行警報のページ) http://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/keiho/navarea11.html
第3項 インターネットにより提供している水路通報(補正図を含む)の利用について 海上保安庁がインターネットホームページで提供している水路通報(補正図を含む)は、印刷物の水路通報と同等物として利用できます。 補正図を印刷して使用する場合は、次の事項に注意して下さい。 1 使用するには、Adobe Acrobat Reader 8.0 以上が必要です。 2 印刷する際、ページの拡大や縮小処理を行わないで下さい。海図と補正図の大きさが合わなくなります。 3 カラープリンターは、300dpi以上の解像度を備えたものを推奨します。 4 カラープリンターによっては、カラー調整が必要な場合もあります。 5 市販の一般的なOA用紙を使用できますが、印刷に適した紙を使用して下さい。 なお、インターネットホームページで提供する水路通報(補正図を含む)の利用は、使用者の責任で利用して下さい。 ○ インターネットホームページアドレス 第2項(イ)参照
第4項 水路図誌使用上の注意について 水路図誌は、その使用目的に合わせて正しく利用することが航海の安全、海難の防止、海洋の利用・開発等の海洋活動の効率的な実施には大切です。 これらの使用上の説明等は、「水路図誌使用の手引(書誌第801号)」が発行されていますので御利用下さい。
第5項 航海上重要な事項の連絡について 航行安全上重要な次の事項を発見又は入手した場合は、速やかに第三管区海上保安本部または最寄の保安部署※まで連絡して下さい。 (イ) 暗礁・浅所・沈船・爆発物・漂流物等の航行障害物 (ロ) 海底火山活動その他異常な自然現象 (ハ) 灯台・灯浮標等の航路標識の異変 (ニ) 海図・水路誌等の水路図誌の記載事項と著しく異なる事象 (ホ) その他船舶の航行に重大な支障を及ぼす事項 ※管内保安部署所在地一覧参照
第6項 養殖漁具について 毎年8月頃から翌年5月頃まで、各県の沿岸(2〜5海里以内)には、のり・わかめ等の養殖漁具が設置されます。 また、記載していないものについては、情報あり次第、三管区水路通報に掲載しますので参考にして下さい。
第7項 在日アメリカ合衆国軍の海上訓練について 第三管区管内における、在日アメリカ合衆国軍が使用する海上訓練区域は下記のとおりです。 1 チャ−リ−区域(本州東岸、野島埼南東方) 区 域 下記4地点を順に結ぶ線で囲まれる区域 (1) 34-35-12N 140-16-48E (2) 34-08-12N 141-01-48E (3) 33-44-12N 140-22-48E (4) 34-31-12N 140-07-48E 訓練の種類 各種艦砲の水平及び対空射撃訓練の実施とともに、各種海軍訓練用兵器の発射を行う。 訓練時間 連日昼夜を問わず行うことができる。夜間(1700〜0800)に訓練を行う際は予告される。 制限事項 本区域内は常時危険区域である。船舶が本区域に立ち入る場合はすべて自らの危険負担においてこれをなすべきである。 漁業を禁止する。ただし夜間訓練の予定のない時は、漁業は差し支えない。 2 沼津乗下船及び積込積下訓練区域(本州南岸、駿河湾) 区 域 下記6地点を順に結ぶ線で囲まれる区域 (1) 35-06-50.8N 138-48-45.7E (2) 35-03-57.8N 138-49-03.7E (3) 35-05-15.8N 138-45-41.7E (4) 35-06-54.8N 138-48-35.7E (5) 35-06-57.8N 138-48-36.7E (6) 35-06-53.8N 138-48-46.7E 訓練の種類 (1)積込、積下訓練 装備を施した海軍部隊が上記海岸において乗船又は下船訓練を行う。 (2)乗下船訓練 兵員を上記海岸から水陸両用小型舟艇で離陸させ、海岸から914mの地点から4,572mまでの沖合いに停泊する大型輸送船に輸送する。 (3)海難救助訓練 制限事項 本区域内は、使用期間中漁業及び立入りを禁止する。 備 考 本区域を使用する際は予告される。 3 相模湾潜水艦行動訓練区域(本州南岸、相模湾) 区 域 34-57-12N,139-08-49Eの地点と城ケ島灯台(35-08.1N 139-36.7E概位)とを結ぶ線以北の区域 訓練の種類 潜水艦は、射撃訓練を除く全ての訓練を行う。ただし、模擬魚雷射撃訓練は、除外されない。 4 中部本州空戦訓練区域(本州東岸、鹿島灘) 区 域 下記経緯度線で囲まれる区域 (1) 36-00-12N (2) 36-40-11N (3) 141-04-48E (4) 141-20-48E 訓練の種類 空対空訓練 訓練時間 毎日0700〜2000 5 硫黄島通信所(南方諸島、硫黄島飛石鼻付近) 区 域1 下記7地点を順に結ぶ線と陸岸で囲まれる区域 (1) 24-45-29.8N 141-18-14.1E (2) 24-45-49.8N 141-19-53.1E (3) 24-43-49.8N 141-21-53.1E (4) 24-41-49.8N 141-17-53.1E (5) 24-43-49.8N 141-15-53.1E (6) 24-44-51.8N 141-17-55.1E (7) 24-45-14.8N 141-17-44.1E 区 域2 下記7地点を順に結ぶ線と陸岸で囲まれる区域 (8) 24-46-17.8N 141-17-39.1E (9) 24-44-29.8N 141-16-23.1E (10) 24-44-57.8N 141-13-22.1E (11) 24-48-56.8N 141-15-19.1E (12) 24-48-22.8N 141-16-29.1E (13) 24-47-04.8N 141-16-59.1E (14) 24-47-12.8N 141-17-27.1E 訓練の種類 水陸両用訓練 制限事項 本区域内は、使用期間中漁業を禁止する。 備 考 本区域を使用する際は予告される。
管内における在日アメリカ合衆国軍訓練区域(特殊図第6973号抜粋) 以上の情報を参考に、付近を航行する場合は、一層注意してください。
第8項 ラジオゾンデについて ラジオゾンデは気圧、気温、湿度等の気象要素を測定するセンサを搭載し、測定した情報を送信するための無線送信器を備えた気象観測器です。
第9項 三管区海洋速報について 第三管区海上保安本部では、管内における沿岸流及び黒潮の流向・流速などについて最新情報を編集し、インターネットホームページにより提供しています。 ○ インターネットホームページアドレス http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/
第10項 船舶通航信号所における情報提供について 次の船舶通航信号所において、下表のとおり無線電話、電話、FAX及びインターネットホームページにて海上交通に関する情報提供を行っています。
第11項 船舶気象通報について 下表のとおり電話及びインターネットホームページにて「船舶気象通報」を提供しています。
1 電話による提供(自動応答) 清水海上保安部 (TEL 054−355−0177)
下田海上保安部 (TEL 0558−27−3177)
観音埼船舶通航信号所(TEL 0468−44−4521)
第三管区海上本部 (TEL 045−227−1177 ※)
銚子海上保安部 (TEL 0479−20−0177)
茨城海上保安部 (TEL 029−264−0177)
2 インターネットホームページによる提供 東京湾海上交通センター http://www6.kaiho.mlit.go.jp/tokyowan/ 茨城海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/ibaraki/ 銚子海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/choshi/ 東京海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/tokyo/ 千葉海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/chiba/ 横浜海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/yokohama/ 横須賀海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/yokosuka/ 下田海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimoda/ 清水海上保安部 http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimizu/
第12項 「海の相談室」について 海の相談室は、全国11ヶ所の地域(管区海上保安本部)と東京(海上保安庁海洋情報部内)にある、「海の情報の提供窓口」です。 第三管区海上保安本部の「海の相談室」では、下記のような事項についての資料の閲覧、提供を実施しておりますので、どなたでもお気軽に御利用下さい。 ***相 談 内 容*** 次のような内容について、来訪、電話、手紙等により受け付け情報を提供します。 なお、手紙の場合は、切手を貼付した返信用封筒を同封して下さい。 (イ)水深、海底地形、地質等に関すること (ロ)海流、潮流、潮汐、水温等に関すること (ハ)日出・日没等の天文、暦に関すること (二)海図等の水路図誌、水路通報、航行警報に関すること (ホ)水路測量、海象観測等に関すること (へ)その他、保有する資料により回答できる情報 開設場所:〒231−8818 横浜市中区北仲通5−57 横浜第2合同庁舎20階 第三管区海上保安本部 海洋情報部内 「海の相談室」 電話番号:045(211)1118(内線2511) FAX番号:045(212)1597 ホームページアドレス:http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/marine/sodan.htm 利用時間:0930〜1815 毎週月〜金曜日(祝日を除く) ・みなとみらい線「馬車道駅」(4番出口)すぐ ・JR根岸線「桜木町駅」または「関内駅」(北口) 徒歩約10分 ・市営地下鉄「関内駅」(9番出口) 徒歩約10分
第13項 「マリンレジャ−行事相談室」について 海上保安部署※においては、ヨットレ−ス等のマリンレジャ−行事が安全かつ円滑に実施されるよう、これらの行事の相談窓口として、「マリンレジャ−行事相談室」を開設しています。 その他、地域に密着したきめ細やかな情報提供等も実施しておりますので、お気楽にお尋ね下さい。 ※管内保安部署所在地一覧参照 第14項 水路図誌(海図等)の購入について 海図等の水路図誌は、下記の販売所で購入できます。
(この所在地電話番号は平成29年12月現在です。) このほか、日本水路協会海図サービスセンターのインターネットホームページからも購入できます。 インターネットホームページアドレス:http://www.jha.or.jp/ ※ 上記以外の販売所及び取次店については、「水路図誌目録(書誌第900号)」の巻末をご参照ください。
管内保安部署所在地一覧
<<海の「もしも」は、118番>> 加入電話、公衆電話はもちろんのこと、船舶電話、携帯電話でも通報できますので、海での人命・船舶の緊急事案に遭遇した、又は不審な船を発見した際は、「118」番へ連絡をお願いします。
※本要覧に関するお問い合わせは、下記までお願いします。 第三管区海上保安本部 海洋情報部監理課情報係 〒231-8818 横浜市中区北仲通5-57 横浜第2合同庁舎20階 TEL 045-211-1118(内線2515又は2516) FAX 045-212-1597
|