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よくある質問



 

  • 海図はどこで購入できるの?

  財団法人 日本水路協会のホームページをご覧ください。
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  • 海の深さの基準は?

   海底の様子は、陸上と違い直接目で見ることはできません。 しかも海面は潮の満ち引きにより常に変動しており、名古屋港では最大3m程度の干満差があります。 そこで変動している海面のあるところを水深の基準面(水深0m)と決めて、そこからの深さを海図の水深にしています。
  日本の海図では、その地域で潮が最も下がった面、つまり海面がもうこれ以上下がることがまれと考えられる面を 水深の基準面(水深0m)としており、この面を「最低水面」と呼んでいます。このことは海図が船舶航行の安全を図るという立場から作られていることと関係があります。
  また、潮が最も高くなった状態の海面を「最高水面」と呼んでおり、この面と陸地が接する境界線が「海岸線」となります。 これに対し最低水面と陸地が接する境界線を「低潮線」といい、領海の範囲を決める基線として用いられます。
  そして、第3番目の面が潮汐観測にもとづき算出した「平均水面」です。平均水面は、陸上の高さの基準面になります。


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  • 潮汐(潮の満ち引き)はなぜ起きるの?


  結論から言いますと、引力があるからです。
 引力とは、人や物を引きつける力のことです。
 私たちが、地面に立っていられるのは引力があるからなのです。
 (この引力は、地球が私たちを引きつけてくれている力で重力と呼ばれています。)

  このように、月や太陽の引力を私たち人間の体で感じることはできませんが、これらの力を受けて目に見えるものがあります。
  その一つが潮汐(潮の満ち引き)です。
 (潮汐(潮の満ち引き)とは、海面が12時間または24時間の周期で上下に動くことです。)

  潮汐は、月や太陽による力が必要ですが、月と地球の距離は、太陽と地球の距離に比べ近いため月は潮汐に大きな影響を及ぼします。また、一方の太陽は潮汐に及ぼす影響は月の半分くらいになります。

  黒矢印起潮力
  赤矢印は潮位
  緑矢印は地球の自転方向
   起潮力とは、潮汐を起こす力で月や太陽などの引力と地球との位置関係によって異なります。
   なお、北より見た場合です




 このように、潮汐(海面が周期的に上下に動くこと)は、月と太陽により起こり、そのうち月はかなり大きな影響を与えます。

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  • 大潮・小潮って何のこと?

  昔から海を生活の場としてきた漁師さん等の間で、潮の満ち干きの大きさ等を表現する言葉として、「大潮・小潮・長潮・若潮」という言葉がよく用いられてきました。
  潮の満ち干きは、月や太陽等の引力によって、引き起こされるものです。特に地球に一番近い距離にある「月」の運行が潮の干満に大きな影響を与えます。
  この「月」を基準にして作られた「旧暦」と「新月」や「満月」等の「月の形」を基準として名付けら れたのが「大潮・小潮・長潮・若潮」です。
  一般的には、下のように分けられますが、その地方地方によって異なってきます。

 大潮  潮の干満の大きい状態で、新月(旧暦1日頃)や満月(旧暦15日頃)の前後数日間のこと。
 中潮  大潮と小潮の間の期間で、旧暦の3〜6日・12〜13日・18〜21 日・27〜28日の頃
 小潮  潮の干満の小さい状態で、月の形状が半月になる上弦(旧暦8日頃)や下弦(旧暦22日頃)の前後数日間のこと。
 長潮  弦・下弦を1〜2日過ぎた頃、干満の差が一段と小さくなり、満潮・干潮の変化が緩やかでダラダラと長く続くように見える小潮末期(旧暦10日・25日)のこと。
 若潮  小潮末期の「長潮」を境に大潮に向かって、干満の差が次第に大きくなってきます。この様に潮が再び大きくなる状態を「潮が若返ると言い、長潮の翌日が「若潮」と呼ばれています。

 

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