海上保安庁刊行の 「潮汐表」 には高潮・低潮時の予報潮位が記載されており、海図に記載されている水深や干出線は、この潮汐表潮位の０位 を基準にしています。

　普段、低潮時の水面は 潮位の０位 の面より上方にありますが、大潮期の低潮時にはしばしばこの０位の面より下がることがあり、「潮汐表」にはマイナス潮位で表記されています。

　特に冬場の大潮期は、年間で最も潮位が低くなる時期で、普段では安全な岩礁が水面近くに現れたり、干上がる海岸が広くなるほか、水面から岸壁までの高さ が非常に高くなるので、船舶の運航及び係留には十分な注意が必要です。

五管区内でこの冬、潮位が大きく潮が引く時期は、 11月15日前後、 12月14日前後、28日前後、 　1月12日前後、26日前後、 　 2月 9日前後、 　 3月 9日前後の 　　　各深夜から未明にかけての時間帯です。

17年1月12日　神戸港の潮汐