平成16年6月24日
第五管区海上保安本部



突然の大波に注意


 これから夏に向けて、海辺で遊ぶことが多くなるかと思います。穏やかだと思える海でも、突然に予期せぬ大きな波が襲ってくることがあります。磯や砂浜で遊ぶときには、常に波に対する注意を払ってください。

 波は絶えず打ち寄せていますが、その高さは必ずしも同じではありません。確率的には100回に1回(8分程度の間に1回)は1.5倍の高さの波が、1000回に1回(1時間強に1回)は2倍の高さの波がやってきます。これは確率論ですから、「さっき大波が来たのでしばらくは大丈夫」という訳ではありません。
 磯や砂浜で遊んでいる時に予期せぬ大波に引き込まれてしまう事故は、昨年全国では109件(当管区では10件)、一昨年全国では194件(当管区では13件)発生しており、波の高さが1m以下と穏やかな海況で発生したものが過半数を占めています。

 海が穏やかだといっても安心せずに、波に背を向けないように心がけてください。