海面の上下回数は?

 海水の満ち引き(上がり下がり)のことを「潮汐」といいます。 この潮汐は、主に月と太陽の影響によりおこりますので、規則正しく周期的 に生じるものであります。(図1参照)
 しかし、実際の潮汐は地形等の影響を受けるために、相次ぐ二つの高潮(ま たは低潮)が、同じ日であっても必ずしも同じ高さとはならず、また、相次ぐ二つの高潮と高潮の間(または低潮と低潮との間)の時間にも差が生じてしま います。これを日潮不等といいます。
 高潮と低潮は、普通はほぼ1日に2回ずつ生じます(1日2回潮という)が、日潮不等が著しい海域においては小潮期に、1日に低い方の高潮(低高潮)と 高い方の低潮(高低潮)が消滅して1日に1回となる(1日1回潮)ことがあ ります。(図2参照)
 明石海峡付近は日潮不等の著しい海域であり神戸においても1日1回潮の現象が現れます。ある年の潮汐推算グラフを掲載していますので参考にしてください。
                                    (図1)
通常の潮汐曲線
                                    (図2)
日潮不等の説明図


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