「海は危険がいっぱい」

 海は陸上と違い海底の様子を直接目で見ることができません。従って船が安全に航海するためには海の情報が必要不可欠です。
 海図には海の深さ(水深)や浅瀬、暗礁など船が安全に航行する上で必要な情報がいろいろと記載されています。
 今回は、海図に記載されている主な危険物を紹介します。
危険界線 航海上、危険な区域や危険物の存在を目立たせるため点線で記載されます。
水上岩 最高水面(略最高高潮面、海図上の岸線)上に現れる岩で、高さは、平均水面からメートルで示します。
数字を書くスペースがない場合は、近傍にカッコを付けて記載しています。
干出岩 最低水面(略最低低潮面、水深の基準面)と最高水面との間にある岩で、概略の形状を示し、その高さは、水深の基準面から岩頂まで数字にアンダーラインを付けて示しています。
数字を書くスペースがない場合は、近傍にカッコを付けて記載しています。
特にその存在を目立たせたいものは、危険界線の点線で囲んでいます
洗岩 水深の基準面(最低水面)と同じ高さの岩。
特に目立たせたいものは、危険界線の点線で囲まれます。
暗岩




R:Rock
S:Sand
(航行に危険なもの)
深さは不明だが、航行に危険なものを記号”+”で示します。

特に目立たせたいものは危険界線で囲まれます。


深さが分かっていて水深0〜20mの間にあるものはその水深を危険界線で囲み岩石質の底質略語を付記するか、記号”+”に水深をカッコに入れて示していす。
暗岩

R:Rock
(航行に危険のないもの)
その水深が20mより深い場合、水深数字に岩石質の底質略語を付しています。
険悪物

fB:Foul
   bottom
航行に支障がないが、投錨、底引きなどに支障の恐れがあるコンクリート塊、鋼材等の異質物が海底に存在する事を示しています。
異質物の水深が明確なものには、その水深数字に記号”fB”を付記しています。
魚礁 魚や甲殻類を集めるための石、コンクリート、スクラップ車等からなる人工的構築物です。

水深が明確な場合は、最小水深をカッコで囲み魚礁記号に付記されます。

広い区域の場合は、区域を危険界線で囲み、区域内に水深と魚記号を図載しています。
沈船
Wk:Wreck
(危険な全没沈船)
沈船上の水深が30m以浅にある沈船。
実形で示されるものは、その概略の形を点線で描き略語”Wk”を付記しています。

沈船上の水深が明確な場合は、水深を明記し、危険界線で囲み、略語”Wk”を付記しています。
(危険でない全没沈船)
沈船上の水深が30〜200mまでの沈船。