陸マイル海マイルの由来について

 海上の距離を表す場合、距離の単位は「マイル」や「海里」を使うことはご存知ですね?
 ところで、陸上の場合はメートルが多く使われますが、陸上にも「マイル」があります。しかし、同じ「マイル」でも海で
使うものは海里、英語ではNautical mile ですが、それぞれの長さが違っていることをご存知だったでしょうか?

 「マイル」という言葉は、もともと歩く距離からきているといわれ、「何歩、歩いたか」の意味で昔から長さの単位とし
て使われてきました。

 日本人の平均的な大人の歩幅は、約70センチくらいだと思いますが、この歩幅の二つ分を「複歩」といいます。
 古代ローマ人は、この一複歩を1パッスス(passusはラテン語で英語のpaceにあたります。)といって、これは
147.9センチメートルに相当していたようです。

 このパッススの千倍がラテン語のミリアリウム(miliarium)で、このミリアリウムからマイルが生まれたといわれてい
ます。
 1マイルは、1パッススの千倍ですから、そのまま換算しますと1マイルは1479メートルになりますが、現在は陸上
の1マイルは1609.3メートルになっています。(どこで変わったのでしょうか?)

 一方、海のマイルは航海技術の発達とともに海を渡る航海者が多くなった17世紀に天体を観測する航法がやりや
すいように定められたもので、海の1マイルはその地の緯度1′の距離であり、国際海里(International nautical
 mile)は1852メートルに決められています。

 現在、船や飛行機では距離を表すのに海マイルを使っていますが、この海マイルを移動する速度をノットで表し、
1時間に1マイル進む速度を1ノットといっています。
 例えば、20ノットで航行できる船の場合、1時間に約37キロメートル進むことになります。(1,852m×20ノット=
37.04q)
 ちなみに、人の歩く速度(時速約4q)をノットに換算すると約2.2ノットぐらいでしょうか? (4÷1,852m=
2.1598ノット)
 つまり、ノット(船の速力など)は、1.85倍すれば、おおよその時速(q)が分かることになります。
海の1マイル=1,852メートル 陸の1マイル=1,609メートル