瀬戸内海の範囲などについて

 最近は、ヨットやモーターボート等により大阪湾から関門海峡までの瀬戸内海でクルージングを楽しむ人が 多くなってきています。 そこで、今回は海洋レジャーのメッカでもある「瀬戸内海」の範囲や海域の分布などに ついて取り上げてみることにします。

◎瀬戸内海の範囲については、次のいくつかの法律により定められています。

1.領海法施行令   2.海上交通安全法施行令  3.漁業法  4.瀬戸内海環境保全特別措置法
 これらの法律に定められている瀬戸内海の範囲は、それぞれの法律の目的によって定められているために、 区域はそれぞれ多少異なっています。ここでは、領海法施行令による瀬戸内海の範囲を取り上げて、 他の法に定められている範囲と比較してみます。

領海法施行令
南東の境界:紀伊日ノ御埼(キイヒノミサキ)から蒲生田岬(カモダミサキ)灯台まで引いた線
南西の境界:佐田岬(サダミサキ)灯台から関埼(セキサキ)灯台まで引いた線
北西の境界:竹ノ子島台場鼻(ダイバハナ)から若松洞海(ドウカイ)湾口防波堤灯台まで引いた線となっています。(付図参照)


海上交通安全法施行令
領海法施行令の範囲よりも関門港を除いた部分だけ狭くなっています。

漁業法
領海法施行令の範囲よりも関門港門司埼以西を除いた部分だけ狭くなっていますが、海上交通安全法施行令の範囲よりも少々広くなっています。

瀬戸内海環境保全特別措置法
漁業法と同じ範囲ですが、環境保全の必要性から政令によりこれに隣接する豊後水道及び響灘の一部が加えられ、四つの法律のなかで一番広くなっています。

◎瀬戸内海の面積
領海法施行令でいう瀬戸内海の面積は、約19,700ku(六管海洋情報部調査)となっています。

◎瀬戸内海の海域区分
瀬戸内海は、大きく分けて10区分され、東から@紀伊水道、A大阪湾、B播磨灘、C備讃瀬戸、D備後灘、 E燧灘、F安芸灘、G伊予灘、H周防灘と呼ばれています。しかし、それぞれの海域の範囲は、 どこからどこまでとハッキリと線を引いて分けられているものではなく、ばく然とした海域です。 広島湾は安芸灘の一部で、東は倉橋島、南は屋代島、西と北は本州の陸岸に囲まれた水域となっています。


<瀬戸内海の範囲(領海法施行令による)と海域>