本調査は新潟県角田浜海水浴場において、離岸流の発生のポイント
を把握するために砂浜から海岸線に沿って平行に着色剤を散布し、角田岬灯台より着色剤の流れの状況を撮影する方法で行いました。
また、機動救難士による漂流実体験及びDGPS内蔵型漂流ブイ(以下、「漂流ブイ」という)による観測を行いました。
※今回の調査で確認できたのは弱い流れでしたが、気象・海象の状況によっては、離岸流の発生場所や流れの向きが異なり、また、同じ場所であっても、強い流れが生じることがあります。
離岸流についての説明は、
「離岸流」って何だろう?
をご覧下さい。
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![]() 6月21日の状況
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・6月21日 離岸流は確認できませんでした。 陸上からから海岸線に平行に着色剤を散布しました(青破線の矢印上)。 しかし、離岸流は確認できませんでした。 風や波の強さや向きにより離岸流が発生するので、注意が必要です。 当時の気象は、風速が約1.5m/s、風向が東でした。 海象は、波高約0.3m、波向は南西で、白波(砕波)の立っていない状態でした。 |
![]() 6月22日の状況
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・6月22日 離岸流が三箇所で確認できました。 場所:海水浴場北側(写真右側 @)の離岸流 着色剤を使用した調査を実施しました。 着色剤散布から約5分で約20m流れる離岸流を確認しました。 場所:海水浴場中央付近(写真中央 A)の離岸流 着色剤を使用した調査を実施しました。 枝分かれするように2本の離岸流を確認しました。 着色剤散布から約7分で約50m流れるものと、約3分で約20m流れるものを確認しました。 場所:海水浴場南側(写真左側 B)の離岸流 着色剤を使用した調査及び漂流ブイによる流路・流速の観測を実施しました。 また、機動救難士による漂流実体験を実施し、離岸流の危険性について調査しました。 漂流ブイによる観測と機動救難士による漂流実体験では、海岸線と人工構造物(潜堤)の間を抜ける離岸流を確認しました。 離岸流は、着色剤散布から約18分で約70m流れるものを確認しました。 速い流れは、確認できませんでしたが、気象・海象によっては、速い流れが発生しますので、注意が必要です。 また、白波が立つような海面状況では、離岸流は発生しやすくなります。 |
![]() 7月5日の状況
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・7月5日 離岸流が二箇所で確認できました。 場所:海水浴場北側(写真右側 @)の離岸流 着色剤を使用した調査を実施しました。 突堤に沿って沖へ約40m流れる離岸流を確認しました。 場所:海水浴場北側(写真右側 A)の離岸流 着色剤を使用した調査を実施しました。 着色剤散布から約4分で約20m流れる離岸流を確認しました。 場所:海水浴場南側(写真左側 A)の離岸流 着色剤を使用した調査及び漂流ブイによる流路・流速の観測を実施しました。 着色剤散布から約5分30秒で約75m流れるものを確認しました。 今回観測した離岸流の速さは0.33m/sでしたが、気象・海象によっては、これよりも速い流れが発生しますので、注意が必要です。 |
・調査時の様子 (砂浜側から見た状況)
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・着色剤散布の様子 海水浴場の砂浜から海岸線に平行に散布しました。 6月21日 15:15 風速:約1.5m/s 風向:東 6月22日 14:00 風速:約3.0m/s 風向:東 15:00 風速:約5.5m/s 風向:南 7月5日 10:00 風速:約1.8m/s 風向:北東 11:00 風速:約3.4m/s 風向:南東 12:00 風速:約2.0m/s 風向:南東 |
調査結果の詳細
▽6月22日の文頭へ進む
▽7月5日の文頭へ進む
6月22日
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| 海水浴場北側(離岸流確認場所図 @)の離岸流 | |
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1.観測開始 陸上から着色剤を散布しました(赤丸付近)。 当時の気象は、風速が約5.5m/s、風向が南で、波高約0.5m、波向は南西でした。 |
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2.散布後約2分 着色剤は、海岸線に沿って流れた後、約5m沖へ流れました(赤線の矢印)。 この沖に向かう流れが離岸流です。 |
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3.散布後約3分 着色剤は、約10m沖へ流れました(赤線の矢印)。 離岸流は、海岸線の凸部より発生しています。 |
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4.散布後約5分 着色剤は約20m沖へ流れ、その後、右に向きを変え流れました(赤線の矢印)。 |
| 海水浴場中央付近(離岸流確認場所図 A)の離岸流 | |
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1.観測開始 陸上から着色剤を散布しました(赤丸付近)。 当時の気象は、風速が約5.0m/s、風向が南で、波高約0.5m、波向は南西でした。 |
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2.散布後約2分 着色剤は、約15m沖へ流れました(赤線の矢印)。 この沖に向かう流れが離岸流です。 |
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3.散布後約3分 着色剤は、約30m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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4.散布後約5分 着色剤は、約40m沖へ流れました(赤線の矢印)。 また、海岸線に沿った流れも確認しました(赤破線の矢印)。 この海岸線に沿った流れが並岸流です。 |
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5.散布後約7分 着色剤は、約50m沖へ流れ、それ以上遠くへ流れ出すことは確認できませんでした(赤線の矢印)。 離岸流は、白波の立っていない場所で発生しています。 |
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6.散布後約11分 4.で枝分かれした流れが、沖へ流れ出るのを確認しました(赤破線の矢印)。 海岸線の凸部より離岸流が発生しています。 |
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7.散布後約13分 6.の流れは、約20m沖へ流れ、それ以上遠くへ流れ出すことは確認できませんでした(赤破線の矢印)。 |
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8.散布後約17分 5.で流れが止まった後、岸側に戻っていく流れを確認しました(赤線の矢印)。 この岸に戻っていく流れが向岸流です。 向岸流を約15m確認しましたが、その先は確認できませんでした。 |
| 海水浴場南側(離岸流確認場所図 B)の離岸流 | |
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1.観測開始 陸上から着色剤を散布しました(青破線の矢印上)。 当時の気象は、風速が約2.0m/s、風向が東で、波高約0.5m、波向は南西でした。 |
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2.散布後約2分 着色剤は、約5m沖へ流れました(赤線の矢印)。 この沖に向かう流れが離岸流です。 |
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3.散布後約7分 着色剤は、約20m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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4.散布後約10分 着色剤は、約30m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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5.散布後約12分 着色剤は、約40m沖へ流れました(赤線の矢印)。 砂浜より岩に沿って流れる離岸流を確認しました(写真下側の流れ)。 |
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6.散布後約16分 着色剤は、約60m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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7.散布後約18分 着色剤は、約70m沖へ流れ、それ以上遠くへ流れ出すことは確認できませんでした(赤線の矢印)。 この離岸流は、人工構造物(潜堤)のそばで発生しています。 |
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本調査前に確認した離岸流について 本調査の約1時間前に、2.〜5.で示した流れの近くで、離岸流を確認しました。 |
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確認した離岸流について この場所には、海岸線の複数の場所から、離岸流を確認しました。 離岸流の発生場所は、一箇所だけではありません。 潜堤と陸とに挟まれた狭い水路へ数箇所からの離岸流が集中しています。 このような場所は、離岸流の流れが速くなりますので、注意が必要です。 |
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確認した離岸流の発生条件について 波の山(波峰線)を青色の破線で示しました。 水深の深い場所を水色で塗りつぶしました。 上の写真と比較したところ、今回の離岸流発生場所は、周りに比べ海面が比較的穏やかで水深の深い場所で発生していることが分かります。 |
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| 海水浴場北側(離岸流確認場所図 @,A)の離岸流 | |
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1.観測開始 陸上から着色剤を散布しました(赤丸付近)。 当時の気象は、風速が約3.4m/s、風向が南東で、波高約0.8m、波向は南西でした。 |
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2.散布後約2分 着色剤は、海岸線に沿って流れた後、約5m沖へ流れました(赤線の矢印)。 この沖に向かう流れが離岸流です。 |
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3.散布後約4分 着色剤は、約20m沖へ流れました(赤線の矢印)。 離岸流は、海岸線の凸部より発生しています。 |
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4.散布後約5分 右に向きを変え、海岸線に平行に流れました(赤線の矢印)。 |
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5.散布後約8分 海岸線に平行に流れた後、突堤に沿って沖へ約40m流れました。 離岸流は、人工構造物の近くで発生しています。 突堤に沿った流れを確認するため、陸上から着色剤を散布しました(赤丸付近)。 |
| 海水浴場南側(離岸流確認場所図 B)の離岸流 | |
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1.観測開始 陸上から着色剤を散布しました(青破線の矢印上)。 当時の気象は、風速が約2.0m/s、風向が東で、波高約0.8m、波向は南西でした。 |
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2.散布後約1分 着色剤は、約10m沖へ流れました(赤線の矢印)。 この沖に向かう流れが離岸流です。 |
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3.散布後約3分 着色剤は、約35m沖へ流れました(赤線の矢印)。 砂浜より岩に沿って流れる離岸流を確認しました。 |
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4.散布後約4分 着色剤は、約55m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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5.散布後約4分30秒 着色剤は、約65m沖へ流れました(赤線の矢印)。 |
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6.散布後約5分30秒 着色剤は、約75m沖へ流れ、それ以上遠くへ流れ出すことは確認できませんでした(赤線の矢印)。 この離岸流は、人工構造物(潜堤)のそばで発生しています。 |