平成17年6月2日
第九管区海上保安本部
河口域の事故根絶を目指して=
〜信濃川河口域の流れの究明に着手〜
第九管区海上保安本部では、管内の河口域で事故が多発したことから、平成14年度から河口域の流れの実態を究明するために通信衛星型漂流ブイを使用した流れの調査を実施しています。
今年度は、信濃川河口域の調査を6月7日に新潟海上保安部所属巡視艇「ゆきつばき」により実施し、事故の未然防止に役立てることとしています。
調査の成果は、インターネットで7月中に公表する予定です。
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これまで、庄川(富山県)、阿賀野川(新潟県)、黒部川(富山県)、荒川(新潟県)、常願寺川(富山県)の各河口域の調査を実施しました。
その成果は、九本部海洋情報部ホームページ(URL: http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN9/index.html)に掲載されています。
巡視艇「ゆきつばき」
ブイ投入作業 漂流中の「衛星通信型漂流ブイ」
◎衛星通信型漂流ブイ
低軌道で周回している衛星を経由して、漂流しているブイに内蔵されたGPSの位置情報を利用者に自動的に発信するシステムです。
利用者は、ブイから発信される位置情報からブイの流路を観測し、流れを算出します。
◎平成16年7月に調査を実施した荒川河口域の成果(一部)
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