『大和海嶺とは』

◎「大和海嶺」って?
 日本海は水深がおよそ3000メートル、海底の地形は平らな盆地状になっていますが、そのほぼ中央部に大和海嶺と呼ばれる、海底からの高さが2000メートル以上にもなる山脈があります。この海嶺は九州ほどの大きさがあり、大きく分けると二つの部分に分かれています。一つは大和堆で最も浅い部分が水深236メートル、そしてその北西側に水深397メートルの北大和堆があります。両方の堆の大きさはいずれも、幅数10キロメートル、長さ200キロメートル位で南西から北東方向に細長くつらなっています。
 大和堆は水産講習所の天鴎丸が初めて発見したのですが、その後1926年に軍艦大和が再度精密な測量をしたことから大和堆と命名されました。もう一方の北大和堆の方は海洋気象台の春風丸が1930年に発見し春風堆と命名されましたが、同じく軍艦大和によって1年後に再び測量されて北大和堆と改名されました。
 この堆付近の海流は海底地形の影響を受けて複雑で、蛇行したり渦状の流れができたりします。これにともなってプランクトンなどが豊富で、日本海有数の漁場となっています。

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