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外惑星に関する現象

「外惑星」とは?

太陽系の惑星は、その軌道が太陽から近い順に、水星、金星、地球・・海王星のように並んでいます。 この中で、地球より太陽から離れた(外側)惑星(火星~海王星の5惑星)を「外惑星」と呼びます。
これに対して、内側の惑星を「内惑星」(水星と金星)と呼びます。
(参考:惑星の軌道
※ 第26回国際天文学連合総会(2006年8月)において冥王星及びセレス等は準惑星と定義されました。

「合」とは?

観測地点から2つの天体を見た場合、赤経や黄経などが一致するような位置関係を「合」(赤経の合、黄経の合など)と言います。
外惑星説明図では、地球(緑色)と太陽(大きな黄色)を通る青いい線上に天体が見える場合、その天体は太陽との合の状態にあります。 図では、木星(黄色)が合の位置にあります。
内惑星の場合には、合に「内合と外合」がありますが、外惑星にはこの区別はありません。

「衝」と「矩」とは?

観測地点から2つの天体を見た場合、その天体同士の赤経や黄経などが180度差になる場合の位置関係を「衝」と言います。
また、赤経や黄経の差が90度となる場合を「矩」といいます。
外惑星位置説明図では、太陽と地球を通るピンクの線上に天体が見える場合、その天体は太陽と衝の状態にあります。 図では、火星と、パラス(小惑星)が衝の位置にあります。
また、図で緑色の線で示した位置に天体が見える場合を太陽と矩の状態にあるといいます。 矩には「東矩」と「西矩」があります。衝や矩のような位置関係は外惑星では起こりますが、内惑星では起こりません。