海の基本図
日本の領海は12海里
新たな海洋法に対応するために刊行

 日本の領海基線の決定、大陸棚の決定および海洋の利用・開発・環境保全・自然災害防止などの科学的基礎資料とするために、海底の地形、海底の地質構造、海面での地磁気・重力に関する科学的調査に基づいて、その使用目的、調査範囲に応じて作成されたもので日本周辺の沿岸海域、大陸棚海域などの図を刊行しています。


沿岸の海の基本図

 我が国の沿岸海域において水深測量、音波探査を実施し、海底地形図、海底地質構造図の2図を1組(調査報告書付)とした「沿岸の海の基本図」を刊行しています。
 この図は、領海基線の確定による我が国の権益確保のための重要な基礎資料になると同時に、海洋の利用開発、自然災害の防止、海洋環境の保全など多方面にわたる有益な海洋情報として利用できるものです。

海底地形図[9K]
海底地形図
地質構造図[11K]
地質構造図


大陸棚の海の基本図の整備

 平成8年7月に締結した国連海洋法条約によれば、沿岸国は領海基線から原則として距岸200海里までの大陸棚を有するとされています。また、同条約の一定の要件を満たせば、領海基線より200海里を越えて大陸棚の限界を設定することができるとされています。
 このため、海洋情報部では、昭和58年から測量船を使用し、日本周辺海域において海底地形・地質構造・地磁気・重力等の大陸棚の調査を積極的に行ってきました。
 これら成果は、海底地形図、地質構造図、地磁気異常図、重力異常図として刊行されています。

海底地形図[12K]
海底地形図
重力異常図等[13K]
重力異常図・海底地質構造図・地磁気異常図



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