Q 同じ港の潮汐表とホームページの値が違うのは、なぜ?
 
 潮汐表は、主要な港(標準港)または、補助港は、改正計算による推算値を算出する簡易計算方式と採っております。
 また、ホームページは、調和定数と言われるものを使用し、複雑な計算式から推算値を
算出している。
 このため、潮汐表とホームページの時刻、値に違いがあります。
 ※潮汐表の標準港の精度は、潮時は一般に20分〜30分以内、潮高は30cm以内で実際と一致しますが、異常な気象等の際は著しいさを生じることがあります。
 
Q  視程○km、波浪○、うねり○とは、
  視程とは、肉眼で目標物が見えなくなるまでの最大の距離のことです。
 
 波浪、うねりは、航行船舶や沿岸観測所などで海面状態を記録する場合には、各海面状態を10階級に分けた「風浪・うねり階級表」(気象庁制定)を用いて観測し波の高さを分類しています。(日本財団図書館へリンク)
   http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2006/00263/contents/0016.htm
 
Q 潮汐と月の満ち欠けの関係は?




















 

  大潮
(おおしお)
 

 潮の干満の差が大きな状態で,新月(月が太陽と同じ方向にあるときで夜を通して月は見えない)や満月の前後数日間.旧暦の1日または15日頃です

 中潮
(なかしお)

 大潮と小潮の間の期間で,旧暦の3日〜6日,12日〜13日,18日〜21日頃です

 小潮
(こしお)

 

 潮の干満の差が小さい状態で,上弦(月の右半分が光った半月の状態で,夕方西に傾く頃弦を上にした弓のように見える)や下弦(月の左半分が光った半月の状態で朝方西に傾く頃弦を下にした弓のように見える)の前後数日間旧暦の8日または23日頃です

 長潮
(ながしお)
 

上弦,下弦を1〜2日過ぎた頃,干満差が一段と小さくなり,満潮・干潮の変化がゆるやかでだらだらと長く続くように見える小潮末期.旧暦の10日と25日頃です

 若潮
(わかしお)

 

小潮末期の「長潮」を境に大潮に向かって,潮の干満差が次第に大きくなります このように潮が再び大きくなる状態を「潮が返る」ということで長潮の翌日を「若潮」と呼びます
 
 
Q 海図の購入場所は?
 
  水路図誌販売所等で販売しています((財)日本水路協会へリンク)
 http://www.jha.or.jp/jp/jha/purchase/pdf/distributors_jp.pdf
 
 
Q 水路測量と深浅測量の違いは?
  
 水路測量とは、水域の測量及びこれに伴う土地の測量並びにその成果を航海に利用させるための地磁気の測量をいい(水路業務法(昭和25年4月17日法律第102号)第2条)水路測量の作業には、灯台や航海目標物の測定、島の高さの測定、潮汐観測、海岸線調査、水深測定、地質調査、地磁気の調査等を行います。
 
 官民問わず、上記要件に該当すれば水路測量となります。
 
 深浅測量は水路測量に含まれる作業のひとつで、海上保安庁では、通常水深測量と呼んでいる作業に該当します。
 
Q 4日後に網走港で流氷は見られますか?
 
  流氷は自然現象ですので、いつ見られるかはお天気しだいです。流氷は風や海流などの影 響により複雑に移動していきます。場合によっては1日に数10キロも漂流するため、今、 接岸していていても、翌日には全く見えなくなることもあります。
 
  当海氷情報センターでは流氷の予測は行っておりませんが、気象庁のホームページで毎週 水曜日と土曜日に1週間先までの予想図が発表され、4日〜7日後までの予想図を閲覧するこ とができます。(気象庁へリンク)
 
  http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/seaice/forecast/nsif.html