概説
1.観測期間
那覇港及び港外の沿岸海況調査(表面層のみ)として、昭和56年10月よりほぼ月1回の観測が開始された。昭和60年からは、那覇港から残波岬(測点図参照)において、隔月1回の割合で平成8年度まで定点観測が実施されたことに伴い、観測が行われた昭和60年度から平成8年度まで12年間の観測報告として取りまとめた。
2.観測項目と測定機器(測定法)
表面水温・・・棒状水銀温度計
表面塩分・・・サリノメーター
溶存酸素・・・ウインクラーの方法
pH・・・・・電気的測定方法
透明度・・・・透明度板
3.データ処理
1)表面水温
各観測点において四季別(冬:1−3月、春:4−6月、夏:7−9月、秋:10−12月) の平均水温(単位:度)を統計図として示した。
本海域の水温値から月毎に求めた平均水温の変化及びその月の最大値・最小値を、季節変化図と して示した。
また、昭和60年から平成8年までの観測時期毎の平均値を、時系列変化図として示した。
2)表面塩分
各観測点において四季別(冬:1−3月、春:4−6月、夏:7−9月、秋:10−12月) の平均塩分(単位:1/1000分率)を統計図として示した。また、水温値と同様に月平均塩分の変 化及びその月の最大値・最小値を、季節変化図、並びに観測時期毎の平均値を時系列変化図と して示した。
3)溶存酸素
各観測点において四季別(冬:1−3月、春:4−6月、夏:7−9月、秋:10−12月) の平均溶存酸素(単位:ml/l)を統計図として示した。また、水温値と同様に月平均溶存酸素の 変化及びその月の最大値・最小値を季節変化図、並びに観測時期毎の平均値を時系列変化図と して示した。
4)透明度
各観測点において四季別(冬:1−3月、春:4−6月、夏:7−9月、秋:10−12月) の平均透明度(単位:meter)を統計図として示した。また、水温値と同様に月平均透明度の変 化及びその月の最大値・最小値を季節変化図、並びに観測時期毎の平均値を時系列変化図とし て示した。
5)pH
各観測点において四季別(冬:1−3月、春:4−6月、夏:7−9月、秋:10−12月) の平均pHを統計図として示した。また、水温値と同様に月平均pHの変化及びその月の最大 値・最小値を季節変化図、並びに観測時期毎の平均値を時系列変化図として示した。