潮汐により発生するリーフカレント
 潮の流れを起こす原因の一つとして、潮の干満が挙げられます。
 高潮時にはリーフを乗り越えていた海水が、低潮時にはリーフによってせき止められ珊瑚礁内に留まり、リーフの内側の水位が外よりも高くなります。その為、リーフ内の海水はリーフの切れ目や狭い水路から外へ流れ出ようとし、その付近では流れが強くなります。
潮汐により陸側海面(礁池)と沖側海面で高さの差が生じるため海水の逃げ道となる所は、強流帯となる場合があります。
波浪等により発生するリーフカレント
 また、リーフカレントは陸に吹き寄せる風が強い日や波の高い日にも発生します。
 それは「うねり・波浪・風浪」等によりリーフを乗り越えてきた海水によってリーフ内側の水位が外よりも高くなりリーフ内の海水は逃げ道となるリーフの切れ目や狭い水路から外へ流れ出ようとするからです。
 波浪等により発生するリーフカレントは干潮時でなくても流れが発生することがあるので注意が必要です。
 強風による吹き寄せや打ち込む波の圧流によりリーフ内において海側(A)よりも陸側(B)の水位が高くなることになり、部分的に沖向けの流れが発生することがあります。
 その際、リーフ内の海水はリーフギャップや狭い水路から外へ流れ出ていきます。
 また外礁より海面が高い場合はリーフギャップのみから流出するとは限らず外礁のうえから流出する可能性がありますので注意が必要です。
リーフカレントは潮汐だけでなく、風が強い日や波の高い日にも発生します。
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 リーフ(外礁)内の海水がリーフの外へ出て行く時、リーフギャップ(リーフの切れ目)から流れ出ていきます。
 波が海岸へ押し寄せる際にリーフギャップ付近では白波が途切れているのが確認できます。
 波が海岸へ押し寄せる際に白波が途切れている場所は「リーフギャップがある」、すなわち「リーフカレント発生の可能性があります。
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〜陸上からのリーフカレント発生場所の見極め方〜
目次
○リーフカレントとは
○陸上からのリーフカレン発生場所の見極め方
○リーフカレント関連用語説明
○リーフカレント発生のメカニズム
 砂浜海岸や突堤付近では、打ち寄せてきた波の逃げ場として沖向けに強い流れが発生します。これを離岸流(リップカレント)と呼びます。
 また、離岸流のうち珊瑚礁付近では珊瑚礁の内から沖へ向かう独特の流れが発生します。これをリーフカレントと呼んでいます。
※リーフカレントの流れはリーフ(外礁)を越え、沖へ向かって強い流れが続いています。
リーフ(外礁):外側の珊瑚礁のことで、沖縄の島では環状に陸地を囲むように形成されているものが多い。

リーフギャップ:外礁の切れ目。(海水の流入・流出が盛んに行われ、時には強い流れが発生する。)

礁池:陸地と外礁との間の水深のある海域。(最干潮になっても珊瑚礁の中で池のみたいになる。)沖縄の方言でイノーと呼ばれている。

水路:水の流れるみち、または船舶が通るみちのことで、近年は浚渫による人工の水路が多い。

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 リーフカレントが発生する要因は2つあります。
 一つは潮汐(潮の干満)によって発生するものと、もう一つは陸に向かう「うねり・波浪・風浪」によって発生するものです
リーフカレントとは