平成１７年７月２日
午 後 １０時 ５０分
海上自衛隊厚木航空基地から第三管区海上保安本部に、平成１７年７月２日（土）午後５時４５分ころから、硫黄島から南南東５２キロメートル付近海域において、海底火山の噴火によるものと思われる水蒸気が噴出しているとの連絡があった。
水蒸気は、半径５０メートルから１００メートル、高さ約１０００メートルに達するものであるとのことから、海上保安庁ではNAVAREA XI（なばりあ じゅういち）航行警報により付近航行船舶に対し、注意を呼びかけている。
３日早朝から、航空機等により調査を実施する予定としている。
（参考）
NAVAREA XI航行警報とは、外洋を航行する船舶の安全のために緊急に通報する必要がある情報をインマルサット静止衛星を利用した英語による無線放送で提供する航行警報。全世界を１６分割した区域のうち、我が国は、北西太平洋及び東南アジア海域（XI区域）の区域調整国としてNAVAREA航行警報の提供を行っている。