三管区水路通報第51号


平成9年12月24日                第三管区海上保安本部


  • 冊子Index

  • 3管区ホームページ


    三管区水路通報10年第1号の発行日について 三管区水路通報10年第1号は、1月7日(水)に発行します。 第2号以降は原則として毎週水曜日に発行します。
    ※三管区水路通報及び水路図誌に関する問い合わせ先 第三管区海上保安本部水路部監理課図誌係  〒231 横浜市中区北仲通5-57    T E L 045-211-0771(内線314)       横浜第二合同庁舎20階  F A X 045-212-1597 e-mail zushi@kan3.cue.jhd.go.jp
    ※お知らせ  世界測地系(WGS-84)の併記について  平成10年1月1日から、三管区水路通報には、高い精度を必要とする位置情報については、現在まで使用していた日本測地系の経緯度値に加えて、世界測地系(WGS−84)の経緯度値を併記します。 *測地系とは、地球上での経度・緯度を決めるための座標系のことです。日本の海図及び地形図等には、日本測地系もしくはTOKYO DATUMと呼ばれている測地系が使われています。このような測地系は、必ずしも国ごとに同じでなく、それぞれ異なった測地系を採用していま  一方、人工衛星を用いた測位システムであるGPSの普及により、全世界的に共通の測地系を用いて位置を決定しつつあります。世界共通に用いられる測地系を世界測地系(WGS−84)と呼びます。  例えば、ある地点の緯度・経度を決定しても、測地系が異なれば、同一地点でも異なった緯度、経度の値として表示されることになります。  なお、大縮尺海図を各国独自の測地系で刊行する場合には、世界測地系との変換量を記載することになっています。海上保安庁では、縮尺1/50万以上の大縮尺海図には、変換量が記載されています。  例えば、東京湾付近で、GPSの世界測地系で求めた緯度・経度を、日本測地系で表した海図上に表示する場合には、南東へ約465mずらす必要があります。言い換えれば、緯度を0.20分減じ、経度を0.19分加えてから、海図上へ記載する必要があります。  海上保安庁では、平成9年11月から外国船が航行し、かつ船舶が輻輳する東京湾・伊勢湾・瀬戸内海の海図について、世界測地系による経緯度線を緑色で印刷した海図を順次、刊行しています。