海況: 黒潮本流は、2月17日までの観測によれば、都井岬沖から潮岬沖に
かけて接岸傾向で流れた後、12日までは、伊豆諸島の西側と東側の2
ヶ所で南方に膨らんだW型の流路となっていたが、13日以降は大王埼
から南東に伸びる冷水渦を迂回後、御前埼に接近して東方に流れ、流速
は、1.5〜4.0Knとなっている。
また、2月25日までの観測によれば黒潮は、潮岬の南15海里を東
方へ流れ、八丈島の東南東35海里付近を迂回北上して流れている。
管内の表面水温は、黒潮域及びその沖合では20〜21℃台と平年よ
り1〜3℃程高め、熊野灘から遠州灘にかけては、黒潮暖水の波及によ
り18℃台が広範囲に広がって平年より1〜4℃程高めとなっている。
伊勢湾内は、9〜11℃台(平年よりやや高め)、三河湾内では、6
〜7℃台(平年並)となっている。
資料の出所:愛知県水産試験場、三重県科学技術振興センター水産技術センター
和歌山県水産試験場
気象庁、海上保安庁の船舶
気象衛星「NOAA」
海上保安庁「海洋速報平成11年第4号」
問い合わせ:第四管区海上保安本部水路部水路課海象係 пF052−661−1611(内線325) |
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