平成15年6月26日
第五管区海上保安本部
海洋情報部

   「沿岸海域環境保全情報」のオンライン提供開始
          (本庁、第五管区海上保安本部 同時発表)


 海上保安庁では、沿岸海域における油防除活動を効果的に進めるため、関係する国の機関及び地方自治体に対し、インターネットを利用した「沿岸海域環境保全情報」のオンライン提供を本日から開始します。

○「沿岸海域環境保全情報」
 海上保安庁では、平成9年度より沿岸域の地図、ウミガメ産卵地、潮干狩り場、国立公園区域、藻場の分布域、油回収装置保有場所などの各種情報を「沿岸海域環境保全情報」として整備してきました。この情報は、油流出事故が発生した際、環境への影響を迅速に把握・評価し、また油防除活動を的確に講じ、被害を最小限とするために参考とするものです。

○提供概要
 国や地方自治体の油防除活動を円滑に進めるため、これら関係機関にインターネットを利用して上記の「沿岸海域環境保全情報」を提供します。 この情報提供サービスを Ceis Net(シーズネット)(*注)と名付けました。
 Ceis Netには、各種情報を電子地図の上に表示する地理情報システム(GIS)を採用し、情報の検索や選択表示が容易にできます。

○今後の予定
 「沿岸海域環境保全情報」の充実・追加を引き続き行います。また、来年1月を目途に油防除活動に関係する企業や民間団体等に対しても情報提供を開始する予定です。

   *注
   Ceis:Coastal Environmental Information Service(沿岸域環境情報サービス)の頭文字