平成15年7月31日
第五管区海上保安本部

  この夏は大接近中の火星が夜空に輝いています!
 
 8月27日に火星と地球の距離(中心)が約5576万qと近年では最も接近した位置関係になります。
 火星と地球は、その軌道の関係上、約2年2ヶ月毎に太陽から見て同一方向に位置し、接近状態になりますが、地球が太陽をほぼ中心とする円軌道なのに対して、火星は公転の中心がズレているため、地球と接近状態になっても太陽に近いとき(大接近)と遠いとき(小接近)では、その距離が随分異なります。
 大接近の状態は約15年または17年ごとに繰り返されますが、今回の大接近は特に火星が太陽に近い近日点(8月29日頃)付近で起こります。
火星と地球の位置関係
今年の大接近は
1995年2月の小接近時に比べて、
見かけ上の大きさは約1.8倍になります。

 

残念ながら、小望遠鏡や双眼鏡では火星の姿を観察できるほどの大きさに見ることはできませんが、神戸では 別紙 の位置に見つけることができます。
 
【参考】
 海上保安庁では、船舶が天体の位置を観測して地球上の位置を知る天文航法に必要な「天測暦」を刊行しており、この「天測暦」は、やはり当庁が刊行している天体位置を計算した「天体位置表」を基に作成されています。このため、当庁では惑星の動きや月食などの天文現象も計算することができるわけです。