平成17年9月22日
第五管区海上保安本部



尼崎西宮芦屋港で海外技術研修の水路測量実習



 海上保安庁海洋情報部は、国際協力機構(JICA)を通じ、開発途上国の水路部又は関係機関において水路測量業務に従事する技術者に対し、講義、実習、 見学等を通じ、主として航海用海図作成のための我が国最新の水路測量に関する理論及び技術を習得させ、これら諸国における水路測量技術の向上を図ることを 目的に、FIGIHO合同水路測量技術者資格基準諮問委員会の認定による海外技術研修「水路測 量(国際認定B級)Uコース」を毎年実施しています。
 同研修は、昭和46年度から国際協力事業団の集団研修コースとして開始され、昨年度までに30カ国320名の研修生の受入れを実施しています。

 平成17年度の研修は、平成17年5月10日から同年12月10日のまでの日程で行われており、その一環として、五管管内において水路測量の実習を次の 通り実施します。

1 目  的 水路測量に関する技術を習得するための実習

2 場  所 尼崎西宮芦屋港

3 実習概要 験潮器及び標識の設置
GPS観測・原点測量
岸線測量・測深

4 期  間 平成17年9月26日〜10月28日までの33日間

5 研 修 員 中国、インドネシア、ジャマイカ、ケニア、ラオス、マレー シア、モーリシャス、
パキスタン、フィリピン、タイの10ヶ国10名

6 研修指導官 海上保安庁海洋情報部職員  2名
第五管区海上保安本部海洋情報部職員 2名

7 使用船舶 測量船「うずしお」

※  IHO : 国際水路機関、   FIG : 国際測量技術者連盟