平成21年10月30日
                                                     第五管区海上保安本部

                    冬季は浅瀬に注意!


 冬季の大潮期は、年間の干潮時でも潮位が最も低くなります。
 潮位が低い時には、海図に記載されている水深より実際の水深の方が浅くなり、普段は海面下に隠れている岩場が、海面上に現れることがあります。
 そのため、冬季には浅所を十分に避けた慎重な航行計画が必要となります。
 また、潮位が低い時には水面から岸壁までの高さが非常に高くなるため、船舶の係留にも十分な注意が必要です。

 今年の冬季(11月〜 2月)に潮が大きく引くのは、別紙にも示していますとおり、12月4日頃、1月2日頃と1月31日頃の深夜から未明にかけての時間帯を予想しており、特に1月2日及び31日は管内の各港で、海図の基準面からマイナス30センチメートルを下回る潮位を予想しています。
 
 海事関係者におかれましては、事前に海上保安庁刊行の「潮汐表」で、潮位を確認し安全に努めてください。
 また、海上保安庁では各主要港湾における潮汐の推算曲線やリアルタイムの潮位情報を、下記インターネットアドレスで提供していますので、ご活用ください。

    海上保安庁海洋情報部のHP
      http://www1.kaiho.mlit.go.jp/
    第五管区海上保安本部海の相談室のHP
     http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN5/

                                                        





                管内主要港のマイナス潮位時の干潮時刻と潮位   (単位cm)