平成22年  9月  8日
                                       第五管区海上保安本部

        大阪湾の海中も猛烈な残暑!


  第五管区海上保安本部が定期的に実施している水温観測の結果、年間で最も高水温と
なる8月中旬〜9月上旬のこの時期、大阪湾北東部では例年より高水温となっていることが
わかりました。この高水温状態は、環境等に影響を与える可能性も否定できないため、第五
管区海上保安本部では引き続き定期的な調査を行ってまいります。

1 環境保全調査による水温の状況
  大阪湾北東部海域で平成18年から毎月、
 測量船「うずしお」により水温、水質等を調べ
 る 環境保全調査を実施しています。
  調査期間: 9月2日、3日
  結果: 海面付近の表層(0.5m)の水温は
      28.6℃〜30.7℃、海面から10mの
      層は25.8℃〜28.2℃で、残暑が厳
      しく水温も高かった平成19年と比べて
      表層、10m層とも1.5℃前後高めの
      水温になっており、海面から海底まで
      全体的にも高水温になっています。

      参照1 表面(0.5m層)水温 水平分布図
      参照2 10m層水温 水平分布図
      参照3 水温 鉛直断面図(St.1〜St.5)
      参照4 水温 鉛直断面図(St.6〜St.10)
      参照5 水温 鉛直断面図(St.11〜St.15)




2 神戸港内における定点連続観測による水温の状況
  神戸港メリケン波止場東方の地点において、平成14年から観測を行っています。
  水温計は浮桟橋に設置。干満に関係なく海面から1mの水温を測定しています。
   結果: 8月18日以降、日平均の水温は30℃前後で推移しており、同時期の
       過去8ヵ年の平均より約2.5℃高くなっています。また、9月に高水温だ
       った平成19年と比べても2℃近く高い状態が継続しています。

      参照 神戸港の水温

 このように大阪湾の水温が高くなった原因については、この夏、高気温が継続したこと、
8月以降の降水量が少なかったこと、荒天が殆ど無かったため海水が攪拌されなかった
ことなどが大きな要因と考えられます。

これら水温等の観測結果は、第五管区海上保安本部のホームページ
    環境保全調査:  http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN5/kankyo/kankyotop.htm
    神戸港水温:    http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN5/kaisyo/koube.htm
で公開しています。