Q:『離岸流(りがんりゅう)』って何

あまり耳にされたことがないかと思いますが、海岸付近では海岸から沖合に向かう 流れが発生することがあり、これを『離岸流』といいます。

この離岸流は、砂浜に立った場合の視線の高さでは目の前にあっても、気づくこと が極めて難しい存在なので、いつのまにか離岸流に巻き込まれてしまい沖合まで流 されてしまうといった事故に遭遇することがあります。

A:離岸流の発生するしくみ

海岸に向かって強い風が吹くと海水は波によって沖から海岸に打ち寄せられます。 打ち寄せられた海水は海岸と並行に流れたあと、ある場所で沖へ向かって流れる海 水の通り道ができ、強い流れとなって沖へ流れ出します。

この海岸から沖合いに向かって流れる局地的な強い流れを「離岸流」といいます。

A:離岸流の特徴

  • 発生しやすい場所がありますが、それ以外の場所でも発生する可能性がある。
  • 発生する場所や時間が不規則である。
  • 海岸を訪れて離岸流が流れている場所を見つけることは、海に慣れ親しんでいる人でも難しい。
  • 幅は10m~30m程度。

A:離岸流の発生しやすい場所

  • 太平洋や日本海など外洋に面し波やうねりが押し寄せる海岸
  • 遠浅で海岸線が長いところ
  • 波が海岸に対して直角に入る海岸
  • 海岸構造物の近く

A:離岸流による事故に巻き込まれないために

  • 海に入る前に、監視員やライフセイバーから情報を集める。
  • 一人では絶対に泳がない。
  • 保護者の方は子供達から目を離さず、また、子供達だけで遊泳させない。

A:もし、離岸流に巻き込まれたら

離岸流に遭遇したら
  • 離岸流に巻き込まれた本人の場合
    • 落ち着く(パニックにならない)。
    • 誰かに合図を送る。
    • あわてて海岸に向かって泳ごうとせず、横方向(海岸と並行)に泳いで離岸流から脱出する。
    • 波が小さいときは流れに身を任せ、沖向きの流れ(離岸流)を感じなくなってから岸に向って泳ぐ。
  • 離岸流に巻き込まれている人を見つけた人の場合
    • 離岸流に巻き込まれた人を見つけたら、大声で助けを求める。
    • 泳ぎに自信のある人でも、一人で救助に向かっては危険なので、必ず周りに応援を求める。
    • 救助に向かう際は、必ず浮き輪やライフジャケット、サーフボードなどを携 える。
    • 緊急連絡は118番へ。