「日出没」について

海上保安庁では、船舶が安全な航海をするために必要となる航海暦(天測暦・天測略暦) を発行しています。 航海暦には毎日の天体の位置情報の他に、日・月出没時等も掲載しています。

また、航海暦を作成する際のデータを利用して、初日の出情報などをホームページで紹介 しています。

Q:どうなった時が「日出」?「日没」?

A:

日出と日没

太陽の上端が地平線(または水平線)に接する瞬間を、日出・日没時刻と定義しています。

従いまして、日出とは太陽が地平線から顔を出し始めた瞬間、日没とは太陽が地平線に沈み きって見えなくなった瞬間になります。


Q:場所によって日出・日没時間って変わるの?

A:

日出・日没時間が場所によって違うことは、皆さんも感じたことがあるかもしれません。

例えば、関西から関東へ旅行に行った時などに、夕方暗くなるのがずいぶん早いと感じる ことがあります。そのため、日出や日没時刻は、普通に考えますと、東よりも西の方が遅 いと思う方が多いのではないでしょうか。

そこで、各季節における日出・日没時刻が同じになる地域を結んだ図(別紙)を作ってみ ますと、同じ緯度上で比べた場合は、日出・日没とも必ず東よりも西の方が遅くなります が、大阪と串本、また、琵琶湖と室戸岬等、緯度の異なる場所で比べてみますと、必ずし も東の方が早いとは限らないことが分かります。

例えば、大阪と串本では串本の方が東にありますが、夏至の頃は大阪のほうが日の出が早 くなります。

また、標高と日出・日没の関係ですが、高い山の頂上などでは、高さの分だけ地平線が下 がって見えることから、日出は早く、日没は遅くなります。

場所による日出時の違い 場所による日没時の違い

Q:黄昏時って何?

A:夕方うす暗くなって「誰(た)そ、彼は」と人の顔の見分け難くなった時分を指す言葉です。

その語源は、薄暗くなった夕方は人の顔が見分け憎くなり、これが「誰ぞ彼(たれぞかれ) → たそがれ→ 黄昏」と言われています。

Q:薄明って何?

A:日の出前や日の入り後の、空がうす明るい状態を専門的には「薄明」と呼びます。

薄明は「市民薄明(常用薄明)」「航海薄明」「天文薄明」などに分けて考えることがあります。

  • 市民薄明
    • 灯火なしで屋外の活動ができる目安とされ、日本では日の出前・日の入り後30分間程度
    • 太陽の高度は、水(地)平線下マイナス50分~マイナス6度
  • 航海薄明
    • 1~2等星が見え、また、地平線や水平線が識別できる目安とされ、日の出前・日の入り後1時間程度
    • 太陽の高度は、水(地)平線下マイナス6度~マイナス12度
  • 天文薄明
    • 空の明るさが星明かりより明るい目安とされ、日の出前・日の入り後1時間30分後程度
    • 太陽の高度は、水(地)平線下マイナス12度~マイナス18度