水質調査の説明
調査項目について
  @水温 海水の温度。
  A塩分 海水中に溶けている物質の質量と海水の質量の比で千分率(パーミル)で示す。実用塩分は計算による電気伝導度の比で示すため単位(PSU)となる。海水に含まれる塩類のことで、内湾では、川の水、雨などによって変動し、塩分が変化すると浸透圧も変化するので生物に対して多少の影響がある。
  B溶存酸素 海水中に溶解している酸素量。水の浄化作用や水生生物の生活には不可欠なものです。その量は、きれいな水や水温の低い水ほど多く含まれ、有機物などの汚染物質が増加するとしだいに減少します。
  Cクロロフィルa 植物の光合成をつかさどる上で重要な役割をはたす葉緑素の一成分で、植物プランクトン量の指標。
  D濁度 水質の懸濁物質の多少を示した度数。濁度とは 濁度1度は水1リットルに対し不純物が1ミリグラム混じった状態
  EpH 水素イオン濃度を表し、pH7で中性、PH<7で酸性、PH>8でアルカリ性です。一般に陸水は中性に近く、海水はpH8前後の弱アルカリ性を示す。
海水のpHは、弱アルカリ性で、だいたい8.0〜から8.3ぐらいである。しかし、生物の呼吸、光合成、河川水の流入によってpHの値は変化する。

調査方法について
   平成26年3月〜 平成26年12月まで
  @水温 サーミスタ抵抗方式 白金抵抗方式
  A塩分 実用塩分方式(電極方式) 交流4電極方式(サーミスタ付)
  B溶存酸素 燐光方式 隔膜型ガルバニ電池方式
  Cクロロフィルa 蛍光測定 蛍光光度方式
  D濁度 後方散乱光方式 散乱光方式
  EpH ガラス電極方式 ガラス電極方式


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