海図図式(記号)
●海図に記載してある記号について、説明します。
ここに揚げた他にも多数ありますが詳しくは海上保安庁刊行の「海図図式」をご覧下さい。海図に採用されている水深・高程の基準面一覧図
投錨禁止:錨を入れてはいけない区域を表示してあります。
検疫錨地:検疫を受けるための投錨区域
漁港:
ヨットハーバー・マリーナ:
運搬用架線、架空線:数字は最高水面から最低下垂部までの高さ
送電線:数字は送電線の高さで、最高水面から最低下垂部までの高さから離隔距離を差し引いた値を示す
パイロットステーション:水先人乗船地点を示す
灯の位置:灯台などの位置を示す
灯浮標:
水上岩(上図)と干出岩(下図):水上岩は常時海面上に露出している岩。干出岩は潮の干満により見え隠れする。
沈船:上図は沈没船上の水深が30m以浅。中図は概略の形が示されるもの。下図は沈没船上の水深が明確なもの。
魚礁:上図の2つは最浅水深がわかっているもの。下図は水深不明で概略位置を示すもの。
海底線:上図は電信・電話等の線。下図は電力線
海流と潮流:上図は海流一般、数字は流速(ノット)。中図は上げ潮流(大潮期の最強流速をノットで示す。下図も同じ)。下図は下げ潮流。
険悪地:海底に存在するコンクリート塊・沈木・鋼材その他錨泊や底引きなどの漁業に障害となる異質物が存在する場所をいう。