流れの計り方
流れを計るには、船や海底に設置した器械で計る方法や、物を流すことにより流れを計る方法があります。
ここでは、昔から行われている観測方法として、物を流すことによる計測方法を書きます。
昔は瓶を流し、流れ着いた海岸で瓶を拾い、どこへ流れたかを調べます。しかし、これでは流し始めた点と、流れ着いた点の2点しか分からず、どのような経路で流れたか分かりません。
そこで、現在は、GPS(カーナビゲーションなどで使用されている位置を計算する装置)を搭載したブイを流すことにより、1日に数回、位置情報を得ることができ、その流れた時間、距離と方向により流れを求めます。
この方法は、海が時化ていても観測できるので、冬の日本海では、大切な観測方法です。