2005年9月8日
海上保安庁海洋情報部
2005年8月16日11時46分(JST)頃宮城県沖で発生した地震にともなう地殻変動を,海上保安庁の釜石,塩釜のGPS局及び金華山ディファレンシャルGPS局(以下DGPS局)において検出しました.
GPSデータ解析はBernese4.2を使い,速報暦(COP暦)を使用し,尻屋埼DGPS局を固定して行いました.データは6時間データを用いました.観測局の時系列グラフを図1に,水平方向のベクトル図を図2に示します.
地震による変動量は金華山で東南東方向に4.8cm,塩釜で東南東方向に3.4cm,釜石において南東方向に0.6cmでした.また,金華山において約3cmの沈降が見られました.
図1 宮城県沖の地震による地殻変動の時系列グラフ
図2 宮城県沖の地震による水平方向の変位ベクトル図
[ 海上保安庁海洋情報部 ]