日食と月食

月によって、太陽が隠される現象を日食といいます。日食には、皆既日食と金環食及び部分日食があります。

皆既日食	金環食	部分日食
皆既日食の写真		部分日食の写真

月食は、地球の影に月が隠されて起こる現象です。月は自ら光を出しているのではなく、太陽の光を反射して輝いて見えているため、 地球の影により太陽の光を遮られると、見えなくなります。
地球の影には本影と半影と呼ばれる部分があり、一般に月食という場合は本影に月が隠される場合をいいます（半影食は、肉眼ではほとんどわかりません）。
次の図では、青い円が地球の本影を、その外側の灰色の円が半影を、Ａ～Ｆの小さな円が月を表しています。

月食説明図	月の位置	解説
	A	部分半影食の状態。肉眼で現象を確認するのは困難
	B	部分月食(本影食)。月の左側が欠けて見える
	C,D	皆既月食(本影食)。本影の縁に近い場合は赤褐色の月が見えることがある
	E	半影月食。写真などに撮ると、月食中であることがわかる
	F	月食の終わり。

実際の月食の場合は、完全に月が地球の本影に隠されても地球大気の屈折現象などによって、 皆既月食中も赤褐色の月が見える場合があります。
参考：（月食の連続写真）

食分

日食の場合は、太陽が月によって隠された度合いを食分といいます。
月食の場合は、月が地球の影によって隠される度合いを食分といいます。
食分の求め方については、下の図をご覧下さい。