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太陽系の惑星

太陽系の惑星

太陽系には水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの惑星があります。
惑星は、それ自体では光を出さず、太陽の光を反射して輝きます。

惑星の軌道

惑星は、それぞれ太陽を焦点の1つとした楕円軌道を巡っています。
この内、水星と火星を除く惑星は、円軌道に近い軌道をています。右の図は、太陽系を北側から見た場合の概念図です。
右図上は、水星から木星まで(中心の黄色の円盤は太陽を表す)を表し、右図下は木星から冥王星までを表しています。
右図上で火星と、木星の間に描いた軌道は小惑星の軌道です。
右図下から解るとおり、冥王星の軌道は円軌道から大きく外れており、このため図に「冥王星の近日点」として示した部分では 冥王星が海王星より太陽に近づきます。
※ 第26回国際天文学連合総会(2006年8月)において冥王星及びセレス等は準惑星と定義されました。

小惑星とは?

惑星に比べ大きさが小さいことから「小惑星」と呼ばれています。
その多くは、太陽系が形作られる過程で、惑星になり損なった天体と考えられています。 小惑星の多くは、火星と木星の間に集中しており、この部分は小惑星帯と呼ばれています。

極冠(きょっかん)

広い意味では、惑星の自転軸の両極の周りの円形の領域を指す言葉ですが、 火星や地球の場合は、両極の氷や雪などによって覆われた部分を指すことが多いです。
この場合の極冠は季節によってその形や大きさを変えます(雪が解けたりつもったりするため)。
火星の極冠は、地球と異なりその大部分が固体化した二酸化炭素(ドライアイス)により白く覆われて見えます。