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2009年8月11の駿河湾の地震に関する資料

駿河湾にてM 6.5(気象庁発表)の地震が発生しました。
この地震についての以下の海上保安庁の資料を掲載します。

駿河湾の海底地形

白抜きはデータのない場所です。 海底の凸凹を強調して作図しています。
陸域の地形は国土地理院による50mメッシュデータ。

験潮所で観測された津波

当庁所管の験潮所で観測された潮位変化の最大の高さは次のとおりです。
なお,グラフの描画データ間隔は30秒です。

験潮所

第1波

最大の高さの波

横須賀
神津島 05時29分 0.1m 05時44分 0.1m
三宅島
八丈島

臨時に行った海底地殻変動観測の結果

当庁では地震発生後の8月17日に震源域から南南西約80kmの地点に設置されている
「東海沖1」海底基準点において臨時の海底地殻変動観測を実施しました。
東西成分,南北成分ともに8月11 日の駿河湾の地震に伴うと判断される顕著な地殻変動は検出されなかった。

  • 海底基準点:東海沖1(水深2400m)
  • 観測日時:2009年8月17日 00:29〜23:18(JST)

詳細は 第201回地震調査委員会への当庁提出資料

GPS による地殻変動監視観測

当庁では、伊豆大島、真鶴、南伊豆、横須賀験潮所、三宅島験潮所,神津島験潮所 及び八丈島験潮所に設置している各GPS観測固定点のデータを解析して,地殻変動監視観測を行っている。
南伊豆局について2009 年8 月11 日の駿河湾の地震による変動があったものと考えられる.

(南伊豆固定でのプロット)

詳細は第202回地震調査委員会への当庁提出資料