船舶の安全な航行のために、測量船や航空機により水深や海底地形等を測量し、海図を最新の情報に更新しています。
最新の調査機器を駆使した音波やレーザーを使った測深や、人工衛星による測位などを組み合わせることで、より広域で綿密な調査を行うことができます。
平成23年の東北地方太平洋沖地震の際には、沿岸一帯の港湾や沿岸海域において、
地震による地盤沈下や津波によるコンテナの流出、堆積物の移動が起こり、海岸線や水深等、海図に記載している情報が変化しました。
このため海洋情報部では、被災港湾における海図補正のための水路測量を実施し、海図の改訂作業を進めています。
調査機器による測深(左:マルチビーム測深機 右:航空レーザー測深機)