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     分類6   ESI数値=6A   開放性海域の礫浜   (線色


海岸線について

・礫浜は、中礫から岩に至る様々なサイズの堆積物で構成されている。このうち、礫サイズの堆積物は貝殻の破片である。
・浜辺は急角度の斜面になっており、浜辺の上部には波の作用でできた幾つもの盛り上がりがある。
・通常、付着生物(動物と植物)は、底質の移動が少ない浜辺の下部で見られる。
・付着藻類、イガイ、フジツボの存在は、その浜辺が、豊かな生物相を育む安定した基質を有する、比較的閉鎖性の強い水域であることを示している。

予想される油の挙動

・開放性の浜辺において、残存した油は、地中へ速やかに埋没するか、地中に深く浸透する。
・開放性の浜辺では、油は高潮線やその上部の盛り土部分を超えて押し上げられ、通常では波が到達しないような上部に溜まったり残ったりする。
・長期的な油の残留は、浸透深さ対暴浪時に作用する深さによって決まる。
・浜辺の中でも特に閉鎖的な場所では、油が重度に集積した場合は、地表面にアスファルト様の路面が出現する。