ESI用語と海岸線種類の説明


・ESIとは?

 ESIとは、Environmental Sensitivity Index(環境脆弱性指標)の略語で、米国NOAA(海洋大気庁)が、油防除作業のために海岸線を各性状(開放性・閉鎖性、岩場・砂浜、干潟、植生など)により分類し数値化したものです。 海上保安庁では、NOAAの分類方法に準拠し、大きく10段階に分け、いくつかのESI数値は、日本の海岸線に適合するよう細分化しています。また、各図は一見して判別できるように、海岸線をESI数値の分類に応じて色分けして表示しています。

・ESI数値と海岸線種類

 ESI数値の各番号をクリックすると、各海岸線の性状の説明及び例示写真が表示されます。
分類 ESI数値 線色 海岸線の種類
1A 開放性海域の崖・急斜面(岩盤・粘土)
1B 1bの記号 開放性海域の人工海岸(防波堤・人工護岸等)
2の記号 開放性海域の平坦な磯(岩盤・粘土)
3A 3aの記号 開放性海域の砂浜(細粒〜中粒)
3B 3bの記号 開放性海域の急斜面(砂)
4の記号 開放性海域の砂浜(粗粒)
5の記号 開放性海域の砂礫混合浜
6A 6aの記号 開放性海域の礫浜
6B 6bの記号 開放性海域の捨て石状海岸(消波ブロック、石積傾斜護岸等を含む)
7の記号 開放性海域の干潟
8A 8aの記号 遮蔽性海域の磯と急斜面(捨て石等の人工海岸を含む)
8B 8bの記号 遮蔽性海域の人工海岸(防波堤・人工護岸等)
9A 9aの記号 遮蔽性海域の干潟・砂浜・磯浜
9B 9bの記号 植生土手(河口部)
10 10A 10aの記号 草性湿地(汽水域)
10B 10bの記号 草性湿地(淡水域)
10C 10cの記号 草木性湿地(淡水域)
10D 10dの記号 マングローブ

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