海上保安庁 第九管区海上保安本部海洋情報部

離岸流

離岸流トップ 過去の離岸流調査の結果 資  料
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● 顕著な離岸流をとらえたドローン空撮映像

   平成27年撮影
離岸流の動画 離岸流の動画
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● 知らないと怖い離岸流

   
☆離岸流とは?  ☆離岸流はどこで起こる?  ☆離岸流に流されたらどうする?  ☆まとめ
 
 離岸流とは?
  海岸に打ち寄せた
波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことです。
 波は沖から海岸へ打ち寄せますが、海水はどんどん岸に貯まるので、どこかから沖にもどろうとします。
 この時、岸から沖の方へ向かって一方的に流れる速い流れのことを離岸流(リップカレント)と呼びます。

速 さ 最大で2m/sec(1秒に約2m進む)となることもある
人の早歩きくらいの速さですが水中だと早く感じられる
長 さ 通常、数10m〜数100m程度
岸から離れると流速は弱まる
10〜30m程度とあまり広くない
海岸と平行に少し移動すると逃れられる

 離岸流は、一旦発生した後、1ケ月近く同じ場所で発生し続けることもある一方、発生から2時間後には位置を変えることもある (気まぐれな性質)
 砂浜の整地や入れ替えで流れや発生状況が変わることもある


<注意が必要です!>
 離岸流に流されると、知らず知らずのうちに沖まで流されてしまうことがあるので、注意が必要です。
 流されたときの対処法


   ▼ 離岸流の模式図


向岸流 : 沖合から海岸に向かう流れ

並岸流 : 岸に沿って流れる流れ

離岸流 : 海岸から沖合に向かう流れ




 
 離岸流はどこで起こる?
  • 海岸が外洋に面しているところ
  • 遠浅で、海岸線が長いところ
  • 近くに人工構造物があるところ

   ▼ 代表的な離岸流発生例











 現地での見分け方

1.海岸地形が凹んでいるところ
(その先の海底は周囲より水深が深くなっています)

  離岸流_海岸地形が凹んでいるところ


2.波のかたちがまわりと違うところ


  離岸流_波のかたちがまわりと違うところ
3.ゴミの集まっていることころ

  離岸流_ゴミの集まっていることころ

4.海の表面がまわりに比べてざわついているところ

  離岸流_海の表面がまわりに比べてざわついているところ
5.突堤などの構造物に沿って沖に向かう流れが発生する可能性があります
  離岸流_突堤などの構造物
   (九管区撮影)

   写真は鹿児島大学西先生の講義資料を引用。
  離岸流_突堤などの構造物


 
 離岸流に流されたらどうする?
  • あわてず落ち着く(パニックにならない)。
  • 可能であれば、まわりの人に流されていることを知らせる。
  • 岸と平行に泳ぐ(岸に向かって泳がない)。
  • 沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぐ。
  • 泳ぎに自信のない方は、無理に泳ごうとせず浮くことに専念する。
離岸流に流されたらどうする?


 
 まとめ
 離岸流は、決してめずらしいものではなく、毎年どこにでも発生する流れです。
 離岸流の特性を知ることで、安全な海のレジャーが楽しめます。
 楽しい海水浴とするために次のことにも注意しましょう!
  • 当日の天気予報を確認し、無理な日程では泳がない。(無理して泳いで、流される人が多い)
  • 遊泳禁止区域では泳がない。(監視員やライフセーバーがいる海水浴場を選ぶ。)
  • 監視員や地元(海の家など)の方からの正しい情報で、子供でも安心して遊べる場所を選ぶことが大切。
  • 波が高い時は、海に近づかない
  • 突堤や構造物の近くでは泳がない。
  • 砂浜が削られている場所付近では泳がない。
  • 子供から目を離さない。
  • 複数人で行動し、砂浜等で休憩中の方は、海に入っている仲間を注意して見るようにする。
  • 飲酒後や体調の悪い時には、海に入らない
  • 海に入る時は、気が付かないうちに沖へ流されて慌てることがないよう、周囲を観察するなど注意しながら遊ぶ。


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