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海洋速報&海流推測図

用語の説明

 黒潮の流軸
 海洋速報・海流推測図では以下のように黒潮の流路を決定しています。 
  1. 黒潮の流路の幅は、模式的に黒潮北縁から40海里としています。ただし、この南縁は、北縁とは違い、はっきりとした境界が存在しません。 

  2. 黒潮の流軸は、流路の内で最も流速が速い海域(最強流帯)を示し、黒潮北縁から概ね13海里に位置します。 

  3. 黒潮の流路の北縁は、次の項目を総合的に解析し、決定しています。

    • 巡視船、測量船、海洋短波レーダ、定置/漂流ブイ及び一般船舶で観測された海流データにより表面海流矢符図を作成し、概ね2ノットを越える海域。
    • 一般船舶や気象衛星の海面水温データで表面水温水平分布図を作成し、その等温線の幅が込んでいる海域。
    • 衛星海面高度計データで急に海面勾配が大きくなる海域。
    • 海面下200m層の水温水平分布図を作成し、概ね15~16℃を目処に等値線が北側に混んでいる海域。
    • 遠州灘に発生する冷水渦の南側で、急に流れが速まる海域。
 なお、黒潮として呼ばれているのは、与那国島付近から房総半島沖付近までですが、それ以東も黒潮続流として海洋速報では東経150°、海流推測図では東経160°まで流路を表示しています。