せっかくマリンレジャーを楽しむのならば、ルールやマナーを守り、きれいな海で楽しく過ごしたいものです。また、準備を怠って危険な目にあってしまっては、楽しむどころの話でありません。みんなが快適なマリンレジャーを楽しむためにも、次のようなルールやマナーを守り、準備をしっかりして海で遊びましょう。
◇ゴミは自分で持ち帰る
汚れた海では誰も楽しめません!きれいな海にしましょう。
また、油なども海にすててはいけません!
◇騒音を出してはいけません
車やバイクはもとより水上バイクやモーターボートで不必要な音をたてていませんか?遊びにきているのはあなただけではありません。また、付近に住んでいる人たちにも大変迷惑です。
◇体調に気をつける
お酒に酔って泳いだりしては危険です。ましてやモーターボートなどを操船することはもってのほかです。お酒だけではなく、薬の影響や体調不良のときは無理をしてはいけません。
◇救命胴衣を着用すること
海は危険を伴います。いつ気象・海象が変化するかわかりません。モーターボートなどに乗船するときや、磯釣りなどをする際は救命胴衣を必ず着用しましょう。
◇気象・海象情報を入手する
天候悪化が予想されるのに海にでかけるのは無謀なことです。また潮の干満が分からず、海上にとりのこされた釣り人が救助されたような例もあります。海を甘くみず、気象・海象情報の入手に心がけましょう。
【観天望気】
その地方の環境や気象の変化の特徴を踏まえた独自の気象観測方法で、雲・風・気温などの状況から、これまでの経験を基に天気の変化を予測するものです。「観天望気」は地方・地域毎に違います。その地方の「観天望気」に詳しい人などから十分な知識を得ておけば、気象情報が得られない時など短時間の予測には大変有効です。
「観天望気」にみられる一般的な「ことわざ」には次のようなものがあります。
- 波状雲がでると雨
- うろこ雲が出ると翌日・翌々日は雨
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴
- 日傘、月傘が出ると翌日は雨
- 星が激しくまばたくと風が強くなる
- 朝、東の風に黒雲があると天気が崩れる
- 朝、西空の虹は悪天候の前触れ
◇もしものために連絡手段を持ちましょう
通信可能エリアでは、携帯電話は有効な連絡手段です。防水パックを使用すると、海上でも安心して携行することが可能です。もしもの場合の連絡手段を確保しましょう。袋に入れたままで通話できます。
◇ヨットやモーターボートなどにより出港する際の注意
- 無理のない航海計画をたてる
- 気象・海象情報を入手する
- 連絡体制を確保する
- 乗船者全員が救命胴衣を着用する
- 体調に気をつける
- 法定書類・法定備品を積んでいるか確認する
- 船体・機関の点検をする
◇ヨットやモーターボートなどによる航海中の注意
- 見張りを励行する
- 海上交通ルールを守る
- 気象の変化に注意する
- 航海中の船体・機関に注意する
といったことに注意しなければいけません。見張りは周囲の船舶だけでなく浅所やゴミ・藻の多い海 域に入っていないかどうかにも気をつけなければいけません。また、海水浴場や漁労中の漁船、釣りをしている人などの近くを航走してはいけません。
◇ヨットやモーターボートなどにより入港する際の注意
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