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     分類10   ESI数値=10D   マングローブ   (線色

海岸線について

・植物の根と幹は潮間帯に存在し、高潮時に一番下の葉のみが水に浸る。
・森の広さは、木1本のものから数キロに及ぶものまで様々である。
・底質は砂、泥、腐葉土、若しくは泥炭であり、これらが岩盤の上を覆っている場合が多い。
・大量の漂着物が集まっている。
・高い生産力を有し、生物の保育地にもなっており、大変多様性に富んだ多くの種類の動物や植物を養っている。

予想される油の挙動

・高潮時に油が押し寄せると、マングローブ全体が油に洗われる。
・盛り上がった箇所や海岸線がある場所では、油はその周辺の集まり、盛り上がった場所の底質又は漂着物やゴミの中に浸透する。
・乳化した重質油は、マングローブの支根の茂みに捕捉される。
・油は速やかに支根、木の幹、呼吸根に付着する。
・付着した油の浮上と浮遊によって発生する二次汚染は、長期間に亘りマングローブに負の影響を与える。
・特に重質油が木に付着した場合は、油が付着してから数週間後に悪影響の兆候(葉っぱが黄変する。)が現れ、数ヵ月後には枯れてしまう場合もある。