組織

下里水路観測所は第五管区海上保安本部に属する組織の一つで、現在海上保安庁が有する唯一の水路観測所です。
 水路観測所は船舶の航行に必要な情報を集めるための観測を行うもので、下里水路観測所は設立当時は地磁気観測や天体観測を行っていました。昭和57年(1982)からは人工衛星レーザー測距(SLR:Satellite Laser Ranging)観測を開始し、現在もこれを継続して、海図の作成に必要な観測データの取得に努めています。


☆下里水路観測所☆☆下里の位置☆



沿革

昭和19年 地磁気定点観測のため
紀伊勝浦観測所設置
昭和23年8月6日 海上保安庁直轄の事務所となり、
名称を勝浦水路観測所と改称
昭和24年5月 神戸海上保安本部所属の事務所となる
昭和27年4月 天文観測業務を開始
昭和29年2月25日 下里水路観測所を新設し、
地磁気観測業務を下里に移転
昭和34年4月1日 天文観測業務を下里に移転し、
勝浦水路観測所を廃止
昭和53年3月 地磁気観測業務を八丈島に移転
昭和55年12月5日 庁舎新築竣工
昭和57年4月1日 人工衛星レーザー測距装置による
測地観測業務を開始
平成20年3月 天文観測業務を終了
 ~ 現在 人工衛星レーザー測距観測を継続中