海上磁力計

海上磁力計とは

 海上磁力計は、地球磁場の強度を測定するもので、主に曵航体(センサー部)及び船上の海上磁力計測器から構成されています。
 曵航体は船体(鉄、電気)からの影響を避けるため、船尾から350m離して曳航します。
 火山は強い磁気を帯びやすい性質を持つ強磁性の鉱物を含む岩石からなり、周辺の地磁気と異なった分布を示します。
 また、マグマ等の熱で磁性がなくなる熱消磁によっても地磁気異常(標準的な地磁気の値からの差)の変化が現れます。
 これらの計測した地磁気異常から、海底及び海底下の情報(地殻構造や火山体)を得ることができます。



海上磁力計センサー
〇長さ  :1.2m
〇重量  :12㎏


下の図は、明神礁付近の海底地形図と地磁気異常図を比較したものです。