鉛直塩分水温水深計(XCTD)
鉛直水温水深計(XBT)

   ※XCTD:eXpendable Conductivity Temperature Depth Profiler
    XBT:expendable Bathy Thermograph

XCTD・XBTとは

 船で航走しながら海水の温度や電気伝導度(塩分)を調査するための観測装置です。
 船尾に備えた自動投下装置(オートランチャー)からセンサーが組み込まれたプローブを観測室からの操作により投下して観測します。
 オートランチャーには、XCTDもしくはXBTプローブを合わせて12本までセットすることができます。
 ランチャーに残る筒とプローブは細い信号伝送ワイヤで繋がっていて、ワイヤを通してデータを船上の装置で収録します。
 データは海水の状態を知ることができる重要な情報で、海上保安庁では水温をはじめ海流の流路の判断や、水深を測る際に海水中での音の伝搬速度の違いによる水深誤差を補正することに使用しています。
 また、関係機関にもデータを共有してそれぞれの機関で活用されています。