「海の日」と「海の月間」について


 7月の第3月曜日は「海の日」です。「海の日」は
 『海の恩恵に感謝するとともに海洋国である日本の繁栄を願う日』
として平成7年(1995年)に制定された国民の祝日です。

満艦飾の明治丸
明治丸(重要文化財)
(Tokiwa451 による著作物, CC 表示-継承 4.0,https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=41937185による)
 「海の日」は、明治天皇が明治9年(1876年)の北海道・東北地方巡幸の帰路に初めて軍艦以外の船舶である明治丸(灯台視察船)に乗船し、横浜に安着した7月20日を記念して制定された祝日です(日付は平成15年(2003年)から7月第3月曜日に変更されました)。

 日本は四方を海に囲まれた国であり、私たち日本の国民は古来から人や文化の往来、物の輸送、漁業などの広い分野で海とかかわってきました。近年ではマリンスポーツの普及などもあいまって、益々多くの人々が海とかかわるようになってきています。

 「海の日」とこれを含む「海の月間」は私たちと深いつながりを持つ「海」について、多くの皆さんの理解を深め、知識を高めていただくために設けられたもので、この日とこの月間には海に関する様々な式典や啓蒙活動が行われます。

 海上保安庁に属する下里水路観測所もこの期間に、観測施設の公開と人工衛星レーザー測距観測の実演を主とした一般公開を実施しています。

※参考 一般公開について