職員紹介

最新技術で測量を   平成30年入庁/本庁 沿岸調査課

 広大な日本の海の安全を担う海上保安官に憧れを抱き、海上保安学校に入学しました。  
 現在は、飛行機からレーザーを発射し、海底からの往復時間で水深を得る航空レーザ―測量を担当しています。しばらく測量されていない海域を最新技術で測り新たな干出(干上がるところ)を発見することで、日本の領海・EEZの拡大に寄与しています。高度な知識を必要とする分野ですが先輩方の指導に恩恵を受け、日々成長が実感できる仕事です。まさに国益に直結する仕事であるため、高い誇りをもって業務に取り組んでいます。

船の安全守ります   平成29年入庁/管区 監理課

 大学で海洋学を専攻しており、学んだことを少しでも生かしたいと考え、海洋調査や海図作成に携わる海洋情報部がある海上保安庁へ入庁しました。
 現在の主な業務は、民間企業や関係部署からの情報を基に、船舶への安全情報の提供を行うことです。また、港や海岸を実際に調査し、形状が変化している場所を海図(海の地図)に反映させるという業務も行っています。
 海図は船舶を運航する上でとても重要な役割を担っているので、海図作成や情報提供により、航行船舶の安全を守ることができるということにとてもやりがいを感じています。

海図に惹かれて    平成29年入庁/管区 海洋調査課

 父の勧めで海上保安庁の職場見学会に参加、そこで初めて見た『海図』に惹かれ、入庁を決意しました。  
 現在私が担当している主な業務は、船に乗って海の深さや海岸、海底の形状・性質を調べそのデータを解析することです。解析したデータは、海図を新しくするための資料となります。  
 自分達の取得したデータから海図が新しくなるのを見ると、大きな達成感を得られるとともに、「国民の皆様の航海安全に寄与している。」というやりがいも感じることができます。  
 そう感じられる海洋情報部は、とても素敵な職場です。

日本の海を守る    令和2年入庁/本庁 測量船

 大学で測量や海岸工学を専攻していた私は、就職活動中に海洋情報部のことを知り、大学で学んできたこと活かす仕事をしたいと思い入庁しました。
 現在は、希望していた測量船に配属され、日本の海洋権益の保全に繋がる海洋データの収集に従事しています。日本の領海や排他的経済水域画定に貢献できていることにやりがいや誇りを感じています。
 また船上生活においては、水平線の夕日や星空などの美しい景色、鯨やイルカといった海洋生物との出会いなど日常では体験できないことも経験できます。

海の情報をお届け   平成31年入庁/管区 海洋調査課

 自然や環境保全に関わる仕事に就きたいと思い、海洋情報部への入庁を決めました。
 現在は、潮汐に関する調査や海象(潮汐、海流、潮流など)情報の提供を行う業務を担当しています。調査等で得られた海象情報は、航海安全の基礎情報として利用されるほか、海難事故の際には、海に投げ出された人の動きや船舶からの流出油の広がりを予測し、災害救助活動や海洋汚染防止の支援に貢献します。業務を通じて海上で活動する人の安全確保に携わることができ、やりがいを感じます。

人工衛星との距離   令和2年入庁/管区 下里水路観測所

 自然を調査対象にする業務に魅力を感じ海上保安庁海洋情報部に入庁しました。
 現在は希望していた下里水路観測所で、日本の海図の経緯度の基準となる「本土基準点」の位置を決定するため、人工衛星レーザー測距観測を行っています。この観測は、レーザーを衛星に向け発射し、その往復時間から衛星との距離を計測する観測です。レーザーが雲に阻まれて観測が難しい曇天の日は、レーザーの設定を調整するなど工夫し観測を行います。そういった試行の末に、観測が成功した時はいつも以上に達成感を感じることができます。