海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部
八丈島 Hachijyoujima
Last Update 2016.3.24



■位置
緯度 経度 標高 点名 出典
33°08' 13''N 139°45' 58''E 854m 西山(三角点・八丈富士) 日本活火山総覧(第4版), 世界測地系
33°05' 31''N 139°48' 44''E 701m 東山(三角点・三原山) 日本活火山総覧(第4版), 世界測地系

■火山の概要
日本周辺海域火山通覧より
火山名 概位 海図 概要
黒瀬(堆) 33°22'N
139°42'E
海図 W60 "八丈島北約30kmの浅瀬(33°22.2'N,139°41.8'E,水深110m)で,七島−硫黄島海嶺の頂部の1つであるが,最深部約800mの海穴(カルデラ)を有す.カルデラの形成は大陸棚の形成時期(約2万年前)より古い.黒瀬からシソ輝石普通輝石角閃石石英安山岩,シソ輝石含有普通角閃石石英安山岩が採取されている.また黒瀬堆の北西斜面に付随する第1黒瀬海丘(33°29.2'N,139°36.2'E,水深96m)からカンラン石玄武岩,安山岩のほか,普通角閃石流紋岩の報告がある.黒瀬堆の南西20kmにもカルデラ地形(黒瀬西海穴,水深約1,500m)がある."
八丈島 33°08'N
139°46'E
海の基本図63651,63651-S "御蔵島の南南東方約75kmにあり,東山(33°05.5'N,139°48.7'E,701m)と西山(33°08.2'N,139°46.0'E,854m)の2火山が接合した北西−南西14km,北東〜南西7.5kmの島.東山に噴火記録なし.西山は玄武岩(SiO2 50〜55%)の成層火山で山頂噴火のほか山腹や付近海底から噴火したことがある.水深400mの等深線を火山体と考えると基底の直径約30km.西山の磁気異常の振幅は1,900nT強.正負の異常のピーク間隔は約2.8kmで典型的なダイポール型を示す. なお,八丈島南方約35kmに孤立した高まり(頂部水深295m)がある.頂部から複輝石アルカリ角閃石安山岩,複輝石ガラス質安山岩."
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 別名 概要 火山地形 年代
八丈島西山 溶岩+降下テフラ SC+CA+PC+MA 東山と一部重なるが,大部分は東山より新しい.噴火開始は8〜10ka 1487年12月7日 噴火 1518年2月28日 噴火 1522-23年 噴火 1605年10月27日 噴火 1606年1月23日 海底噴火 1690-91年 地震群発 1697-98年 地震群発
八丈島東山 溶岩+火砕流+降下テフラ+岩なだれ 成層火山,カルデラ,火砕丘,マール 西山と一部重なるが,大部分は西山より古い.姶良Tn火山灰,アカホヤ火山灰を挟む. 22kaに軽石噴火,小カルデラ形成
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 SC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

■有史以来の概略活動記録
日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
八丈島 1606年(慶長10年)1月23日 海底噴火.八丈島付近で海底噴火し火山島生成(位置及びその後の模様不明).

■画像コンテンツ 掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 地質構造図


■「八丈島」活動記録
年月日 時間 記事 観測機関
2011/ 2/ 7 12:26-12:35 変色水を認めず。 海上保安庁
2002/ 9/4 八丈島東岸の御正体根の海岸から北西方向へ幅約100m、長さ2,000mでのびる薄青白色の変色水を認めた。また八丈小島の南側海岸線に幅約400mの薄青白色の変色水を確認した。平成14年8月に発生した地震震源域周辺海域である八重根港西方海域には変色水等の異常は認められなかった。 海上保安庁
1996/ 1/22 島の東岸に褐色の変色水が、西岸の八重根港に白色の変色水がそれぞれ認められた。また、八丈小島南岸に薄い褐色の変色水が認められた。 海上保安庁
1994/ 1/17 船付鼻の南東及び今根ヶ浜の北西に薄い白色の変色水が認められた。 海上保安庁
1991/11/ 5 島の南側汐間海岸に黄色と青白色の変色水あり。 海上保安庁




鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号 平15総使、第159号)