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昭和21年南海大地震調査報告
 昭和21年(1946年)12月21日4時19分過ぎに、潮岬南方沖を震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生し、南西日本一帯では地震動、津波による甚大な被害が発生しました。
 このホームページに掲載する南海地震関連の調査報告は、海上保安庁海洋情報部の前身である水路部(水路局)が、地震発生翌年の昭和22年1月から5月にかけて、各地の津波の状況、それによる被害、土地の隆起・沈降、海岸線の変化、港湾の水深等を実地踏査し、写真や図と合わせた調査の報告を水路要報増刊号として公表したものです。
 今日、東南海・南海地震等の巨大地震に対する防災対策が叫ばれている中、第五管区海上保安本部では、先人の懸命の努力によって作成されたこの調査報告を、利用しやすいようネットに掲載することで、より多くの方にご覧いただき、防災対策の一助となることを願って止みません。

 なお、この南海地震関連の調査報告は、あくまで昭和21年に発生した昭和南海地震に関する調査結果です。
 昭和南海地震は、それ以前に南海、東南海の領域で発生した地震と比べやや小さい規模とされており、宝永4年(1707年)の宝永地震や安政元年(1854年)の安政地震では東海地震と同時またはほぼ同時に発生し、慶長9年(1605年)の慶長地震では特に大規模な津波が発生したといわれていますから、 今世紀前半にも発生する可能性が高いと見られている東南海・南海地震の被害を、この調査報告に記された被害状況だけで想定することは出来ませんのでご注意願います。

【補足説明】
  • オリジナルコピー: オリジナルの水路要報をそのまま電子化(PDFファイル化)したものです。 このため、一部に不鮮明な箇所や汚れが残っています。
  • 復刻版 分割: 本文の文章部分と図表・写真部分などに分割したものです。 図表、写真はオリジナルのままですが、文章部分は、利用しやすいようテキスト編集しています。
  • 各県別要約版: 「津波編」と「地変及び被害編」のうち、各県の主な地域に関わる内容を原文のまま抜粋し要約したものです。
  • 閲覧に必要なソフト: 閲覧には、アドビシステム社の「Acrobat Reader」が必要になります。
    「Acrobat Reader」がインストールされていない場合は、下のアイコンをクリックして、ダウンロードした後インストールしてください。
津波編 (昭和23年3月31日発行)
地変及び被害編 (昭和23年8月31日発行)
海底地形編 (昭和23年10月31日発行)
各県別要約版
昭和20年三河地震調査報告
 1945年(昭和20年)1月13日に発生した三河地震による海底変化の状況調査成果を水路要報増刊号として公表したものです。
三河湾の海底変化
その他
精密海底地形(CG)
海底地形図(鳥瞰図)
海底地形図(平面図)
浅発地震震央分布
海底地形図(鳥瞰図)のイメージ
海底地形図(平面図)のイメージ
浅発地震震央分布のイメージ
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