海上保安庁海洋情報部では、相模湾周辺や伊豆諸島周辺等の海域で、GPSにより地殻変動の監視観測を実施しています。
2004年6月に実施した神津島島内のGPSによる観測結果を、過去3回実施した観測結果と比較したものが(図1)と(図2)です。
今回の観測結果では、水平成分の変動量はほぼ三宅島噴火活動以前の変動量かそれ以下となっています。また、ベクトルの方向は天上山西口を中心に放射状であり、これは三宅島噴火以前に見られた神津島島内の膨張が、今回の観測においても検出されたと思われます。
2000年の観測結果
2001年の観測結果
2002年の観測結果
2003年の観測結果